トレンドを2種類に分ける

トレンドが発生している時、トレンドフォローするのが基本です。
しかし、トレンドにも種類や強弱があります。その見極めをしないまま、トレンドをひとくくりにし、やみくもにエントリーしていると連敗します。

現在のクロス円、特にポンド円は注意が必要です。
1時間足を見てください。直近の数日は、高値更新してもすぐに反落し、トレンド発生に至りません。ですから、上昇トレンドに乗りたいと高値ブレイクでロングすると、高値づかみになります。ブレイクしていないことは確かです。

ただ、高値も安値も切り上げていますから、上昇トレンドの最中であることは確かです。注目すべきは、高値と安値を切り上げる角度が緩やか、つまり勢いが弱いということです。Aは勢いがあります。高値ブレイクから値幅を出し、大きなトレンドになっています。

現在は、Aのトレンドとは、全く違います。

勢いは、リアルタイムでチャートを見ていないと分からないです。いつから勢いが出るのか、どこまで値幅出すかなど、現時点でイメージできないです。ボラティリティが高まるまで、様子見するということです。ブレイクした瞬間をとらえようとして、高値更新でロングばかりしていると、連敗するので注意が必要です。

こういうときは、勢い、ボラティリティが出るまで待つしかないのでしょう。トレンドフォローのつもりで、Aのような相場を期待しているとまずいですね。トレンドにも種類がありますから、しっかり区別してそのトレンドに応じたトレードをしたいです。
（私も例外ではなく、さきほどロングから損切りしました。）

期待でトレンドフォローするのではなく、事実を確認してからエントリーすべきなのでしょう。ひとまず、2種類のトレンドのうち、どちらにあるか考えるだけでも冷静になれるはずです。