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ドル円の値幅と時間

短期トレンドが発生したときは、中長期のトレンドが継続している限り、似たような「時間」や「値幅」になりやすいです。たとえばドル円なら、今は中長期が上昇トレンドですから、この波が終らない限り、似たようなトレンドの時間で、似たような値幅になります。

1時間足を見てください。

1から7まで、全て80pipsほどの値幅を取っています。ローソク足1本が1時間ですから、短期トレンドが発生すると、数十分で終わることはなく、必ず数時間継続しています。おおよそ、3時間~6時間くらいでしょうか。アジア・ロンドン・ニューヨークのどこかでトレンドが出ると、その市場は同じ方向へ進んでいることになります。たとえば、ロンドンで上昇トレンドが発生すれば、16時~21時までその流れが続くということです。

また、値幅も似たような「80pips」くらいです。125円タッチしたときは例外としても、「数時間で80pips前後のトレンド」が今の流れです。大雑把な計算ですが、ポジションを取るときは、意外と役に立ちます。トレンドフォローをするなら、エントリーするときに「20pipsは進んでいるから、あと50pipsは取れそう」というイメージができます。

どこまで進むか全く分からないと、イグジットが決められません。しかし、短期トレンドの値幅が分かっていれば、あと何十pips進むのか計算できます。そのうえで、反転するネックラインを探したり値幅観測をするなどできます。

ドル円に限らず、他の通貨ペアも同様です。
ボラティリティの高い通貨ペアなら、毎日100pips以上は動きます。これが為替市場の特徴です。トレンドが出たら、100pipsはほぼ確実に動くとわかっていれば、エントリーとイグジットのイメージがわきますよね。天底は取れませんから、短期トレンドの100pipsのうち、半分の50pipsを狙いにいくのもいいでしょう。

直近のトレンドにおける「トレンド時間」と「トレンド値幅」を定期的にはかる作業も、忘れないようにしたいです。