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1分足の陰線が連続する相場

相場には、その時々によってボラティリティやリクイディティ、相場環境や機関投資家の出方などがかわります。一言でいうと、「地合い」でしょうか。その地合いにより、値動きが決まります。似たような値動きはありますが、全く同じ値動きはありません。短期トレンドといっても、1年前に発生したものと、今現在起こっているものでは、当然内容が違います。ですから、今どんなトレンドになるのか、どんな値動きになりやすいのかを考える必要があります。

ある値動きがあれば、その地合いが続く限り、同じような値動きをします。

先週、ニューヨーククローズ前に、ウクライナ情勢の悪化から、特にクロス円が暴落しました。そのときの1分足が下記です。

値幅が凄い出ていますね。
私は、(上記チャートのように)1分足をエンベロープで見ていますが、一番外側のエンベロープまでタッチするのは、経済指標を除きあまり見ません。短期でこんなに値幅が出ることは、ほぼないということです。この陰線だけで、100pipsほどあります。16分でこれだけ下げていますから、もしスキャルピングで逆張りロングをしたら、あっという間に損失が拡大します。損切りするタイミングを失えば、大損しますね。

ユーロ円だけでなく、オージー円やポンド円、ドル円も同じような暴落でした。
マーケットが「地政学リスク」にフォーカスしていますから、地政学リスクがマーケットに影響を与える間は、同じような値動きになる想定をしておきます。具体的には、「下げ始めたらロングしない」ということです。むしろ、スキャルピングなら「順張りのショート」をすべきでしょう。

そして、さきほど、クロス円が急落しました。

先週よりも値幅は小さいですが、ひとたび下げ始めたら、陰線が連続しています。

同じような材料が続いている限り、このような値動きになる想定をし、トレードに臨みます。下げる速度が速いので、ショートすればすぐに利益になりそうです。もちろん地政学リスクが回避されれば、ショートカバーがはいって急騰しますから、やみくもにショートするつもりはありません。急に上げだしたら、ショートは控えた方が良さそうです。あくまでも、直近の安値を更新するような下げがスタートしたときに、短期勝負でショート回転する戦略です。

少なくとも、下げはじめたら陰線が連続する可能性が高いですから、逆張りには最低限注意します。マーケットの材料がいつ変わるか、それも気にします。材料が変わると、値動きも変わってきます。