デイトレードでポジションをとる時、
どの通貨ペアでエントリーするか迷うことがあります。クロス円ならクロス円で、同じような動きをすることが多いです。オージー円も、ポンド円もユーロ円も上昇しているとき、どれもロングしたくなります。私は、どれか一つに絞ることが多いのですが、判断はチャートの形で行ないます。
チャートの形は、以下のような分析をします。
①サポート/レジスタンスの位置
②上位足のトレンド
③移動平均線の傾き
④時間帯
⑤トレンドライン、チャネルライン
⑥パーフェクトオーダー
つまり、チャート分析ということです。
絶対に必要な条件は、⑥のパーフェクトオーダーです。15分足を主軸にしているので、15分足でパーフェクトオーダーになっていなければ(なりそうもなければ)、①から⑤がどんな良い環境でもエントリーはしません(パーフェクトオーダーは移動平均線が短期→中期→長期と順番に並ぶことです)。昨日のチャートで見てみましょう。
ポンド円の15分足です。
矢印の箇所で、短期25EMAが中期75EMAを上抜け(ゴールデンクロス)し、パーフェクトオーダーになる場面です。ローソク足がぐんぐん上昇していますから、ロングしたくなるポイントです。そもそも、矢印より前まで上昇トレンドが継続しており、パーフェクトオーダーが続いていました。矢印で押し目をつけてトレンド回帰する場面です。実際にロングしました。
次に、同じ時間のオージー円の15分足を見て下さい。
オージー円も、先週からロング目線でした。
しかし、昨日はパーフェクトオーダーが解消され、移動平均線が収束しています。ゴールデンクロスどころか、3本の移動平均線が下向きですからロングする場面ではありません。もみ合う局面で、様子見です。実際に、オージー円はそのあと上昇できずに下げていきました。
ポンド円と同じように押し目をつけたのですが、オージー円は下がりすぎたということです。
※ユーロ円もポンド円と同じ時間にパーフェクトオーダーでしたが、ユーロ円は上位足にレジスタンスがあったのでポンド円を選択しています。
このように、エントリーするならパーフェクトオーダーを重要視します。全てのトレードで、パーフェクトオーダーだけが機能するわけではありません。エントリーするその瞬間のタイミングをはかるという方法で、参考にしているだけです。どの通貨ペアでエントリーするか迷ったとき、期待値が高そうなものを選ぶ基準の一つにはなります。