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反転のタイミングはチャートパターンで

先週の雇用統計後の安値から、ドル円が170pips急上昇しています。
わずか1営業日なので、今年3月の急騰と同じような印象です。押し目無く上げているので、そろそろ反転するのではないか、とショートしたくなるかもしれません。しかし、トレンドは「否定されるまで続く」のが基本です。いつも書いている通りです。

では、反転はどう判断すればいいでしょうか。
テクニカルだと、反転型のチャートパターンを見つければいいだけです。ヘッド&ショルダーズやダブルトップですね。これらが形成されれば、ひとまず小休止になります。あとは、どの時間軸で見つけるかです。1分足や5分足なら、超短期の反転です。15分足や1時間足で反転型が出たら、トレンド回帰は数時間後の次の市場へ持ち越しかもしれません。

いずれにしても、見ている時間軸で反転型が出なければ、トレンドはずっと続いていることになります。5分足で見てみます。

これは23:35のチャートですが、今も上げ続けています。
ポイントは、もみ合いが1日のうちに何度かありますが、どれもネックラインを下抜けていないということです。ネックラインを下抜ければ、小さな反転型のチャートパターンになります。一時的にダブルトップなどができて反転しても、すぐに押し目となって上げる可能性はありますが。少なくとも、チャートパターンが出ていない時にショートするのは、天井をつかもうとする逆張りなので、危険です。

明日もどうなるかわかりませんが、明確なネックラインができるまで、ショートは危ないですね。数年ぶりの高値更新ですから、強烈なレジスタンスラインを突破しています。トレードの基本は「トレンドフォロー」です。逆張りは、トレンドフォローができてこそ可能なことです(超短期スキャルは除く)。このような強いトレンドが発生している時こそ、テクニカルで判断するようにしたいです。