トレードスキル PR

スキャルピングと損切りについて

昨日はECBの他、輸入関税措置、ブレグジット交渉、米朝会談の可能性などのファンダメンタルで、多通貨にわたり相場が動いています。懸念されていた貿易戦争、核戦争のリスクが後退しました。核戦争など無いと考えていましたが、個人的には東日本大震災で生活がガラッと変わったので、起こりえないことは突然起こるもの、という考えがありました。北朝鮮の対応の変わりようは奇妙ですが・・・

さて、昨日のECBの相場を見てください。
大きなイベントのときは、Y波動を気にしていることは何度かお伝えしています。昨日も出ましたね。Y波動は、上→下→上(もしくは下→上→下など)と上下に振ってくる相場です。

ユーロドル1分足です。

小さなY波動でしたが、21:45急騰後の押し目が明確なネックラインになり、形は綺麗に見えます。スキャルピングは、一つの短期トレンドでトレードが完結できるのが良いですね。大きなイベントはチャンスです。

次も同じチャートです。
21:45のAが、相場の始まりでした。

Bは、ネックラインを下抜けた後の反発を狙えるポイントですが、値動きのスピードが速く、対応できませんでした。値動きの速さについていけない時は、わたしもたくさんあります。

もし、Bのとき、Aの価格を下抜けていれば、もっと値幅のある相場になっていたかもしれません。Aより上でY波動ができたので、そこまで値幅は出ないと思い、トレードは細かく取っていきました。

21:45~25:00(ロンドンフィックス)までの、トレード履歴です。


チャートのラインを引いてY波動見ていたのですが、Cは難しかったです。じりじりと下げ、N波動達成からちょっと下抜けたので、分からなくなり2pips取るのがやっとでした。短期トレンドでも、値幅計算は数pipsずれることが多いので、毎回天底を取るのは難しいです。

それよりも大事なことは、損切りでしょうか。
利食いが下手でも利が伸ばせなくても、損切りさえしていれば、ちょっとずつ資金は増えていきます。もちろん期待値が高い箇所でトレードすることが前提ですが。普通にトレードしているなら、数回に1回は損切りします。利食いが数pipsなら、損切りも数pipsにしておきます。コツコツドカンは避けなければなりません。いつも思うのですが、損切りした瞬間は少し嫌な気持ちなのですが、次の日履歴を見ると、損切りしておいて良かった、と必ず思います。

コツコツドカンの大損は、深い傷になります。しかし、数pipsの損切りは、次の日になると直っているイメージでしょうか。損切りを何十回したとか、翌日は覚えていないくらい傷は浅いです。スキャルピングは、逆行したらとりあえず損切りする、というのは基本だと思います。損切りが早すぎるから勝てないというのは、二の次です。まず損切りをきちんと行なえば、改善点も見えてきて、克服もしやすいはずです。