トレードスキル PR

ネックライン付近でポジションを変える

昨日は、うねり取り手法について触れました。
両建てとナンピンを駆使し、ポジション管理して証拠金を増やしていくやり方です。ゲームに近いですね。ただ、トレードスキルはものすごい上達します。

昨日のドル円を見てみましょう。
どんなポジションを持っていたにせよ、前日の復習は必要です。「どこで値が動き」「どこで値が止まったのか」をチェックするのが基本です。それを毎日見ていると、「どこでエントリーすればいいか」「どこで損切りすればいいか」がわかってくるからです。

次のチャートは、15分足です。

9時55分の仲値が最安値で、そこからネックライン①②が引けます。まず、移動平均線の傾きと、アジア→ロンドン→ニューヨークの流れがどうなったか、最初に見るといいです。パウエル議長の講演後、下向きのパーフェクトオーダーになりましたが、仲値から上昇したので、もみ合いに入りました。ロンドンは上昇、ニューヨークも上昇ですね。そして、プライスが何度も反転する、ブレイクする、という価格帯にネックラインを引いています。このネックラインは、何か意味があるのでしょうか。詳しく5分足で見てみます。

ネックライン①は、ダブルボトムです。16時にネックラインを上抜けているので、パウエル議長の講演後の流れは否定されました。ニューヨークも同じです。売りが強ければ、ニューヨークに下にいくでしょう。それが、ネックラインを形成して上抜けていますから、売りは強くありません。

ポジションを増やす、減らす場面は、このようなネックラインを起点にすればよかったとわかります。プライスが動く、止まるのがネックラインです。そう考えると、1日の中でもポジションを増減させる場面はそう多くはありませんね。どの時間帯でポジションをいじるか、決まってきます。相場は24時間オープンしていますが、トレードできる時間は限られています。数時間が限界でしょう。

何はともあれ、ポジションを作る、増やす、減らす、損切りする、ナンピンする、両建てする、という複数のポジション管理を実践してみることが大切です。また、OCOやIFOなど、いろいろな注文方法を試すのも、早い方がいいです。自分にとって何が便利か、発見できます。JFXのマトリックストレーダーは注文方法が豊富ですから、最も大切な「実践」が可能です。

両建ては、経済合理性に欠けるといわれます。たしかに、スプレッド分は必ず損しますから、意味がない行為です。うねり取り手法は、あくまでもトレードスキルを上げるための練習です。ポジションをホールドし続け、多くのポジションを管理することで、わかることがたくさんあります。練習として捉えてください。ただ、試す価値はあると思います。