トレードスキル PR

両建てとナンピンで練習

私がFXを始めたのは、たしか18年ほど前です。
20代前半で、何をやっていか分からない状態でした。あるとき、「うねり取り」という手法を知りました。もともとは株式トレードの手法ですが、FXもできるのではないかと思い、やっていました。

どういう手法かというと、
常に、「買いか売りのポジションを持つ」です。迷ったときは、両建てして損益をロックします。そして、上がると思えば、売りポジションを外し、買いポジションだけにして利を伸ばしていきます。ここぞ、という場面では、ナンピンして利を最大限伸ばします。これを、永遠と続けます。1回のトレードで、利益確定や損切りにこだわるのではなく、証拠金を増やしていく感覚です。

デイトレード~スイングトレードか、それよりも長いポジショントレードになります。特徴は、両建てやナンピンをして「常時ポジションを持っている」ことです。「買い1つ、売り1つ」だと両建てですが、「買い3つ、売り0こ」「買い2つ、売り5つ」などと、ポジションを調整していきます。

常時ポジションを持つことのメリットは、

・資金を常にリスクにさらしている → メンタルの浮き沈みがわかるようになる
・ポジションを気にする → 1日中FXのことを考えるようになる
・チャートを見る回数が激増 → チャート分析しようとする
・含み損が増える場面がわかる → 損切りポイントがわかるようになる
・含み益が急増する場面が分かる → エントリーポイントがわかるようになる

つまり、トレードスキルが全体的に上がります。それも、相当な上達につながります。ただ、デメリットはひとつあります。それは、「難しい」ことです。よく考えないと、単なるナンピンになる可能性がたかいです。ですから、大きなロットでうねり取り手法を実践するのは、絶対におすすめしません。

最小のロットで、両建てとナンピンを駆使し、証拠金を増やしていくゲームのようなものでしょうか。

ワンショットを1,000通貨でスタートし、最大5つのポジションまでにする、などがいいでしょう。一つの通貨ペアだけにせず、同時に3つの通貨ペアとかトレードすると、いいでしょう。混乱するなら、一つの通貨ペアでもOKです。何よりも、ポジションを持っていることが楽しいです。儲けることよりも、「トレードスキルを短期間で向上させる」には、いい取り組みだと思います。

私は、これをやることで、「含み損が増える場面」「利が乗る場面」がわかったことを、よく覚えています。「こういうポイントでトレードすればいいのか」という納得感を得ることができました。それが、スキャルピングとデイトレードの基礎になったのです(詳しく話すと本1冊くらいになりそうです)。

常にポジションホールドするので難しいですが、興味があれば試してみてください。