トレードスキル PR

3つの分析ポイント

チャート分析は、トレードポイントを見つけるために行ないます。
トレードポイントとは、次の3つに分類できます。

① エントリー
② 利益確定
③ 損切り

エントリーと利益確定は、資産を増やすために行なうことですから、いわば「勝つため」と言えます。一方、損切りは損失を最小限におさえるためで、いわば「負けを防ぐため」と言えます。トレードする際は、どちらも考えておかなければなりません。負ける想定をするのは心が痛みますが、仕方ありません。

昨日は、ボラティリティが高まりました。よく動きましたね。
ボラティリティが出ると、値動きによっては数時間おきに目線を変更しなければなりません。ときには、数分や数秒で判断を覆す必要もあります。それが、ハイボラティリティの特徴です。シンプルに判断するには、次の2つでOKえす。

「ネックラインで止まる」「ネックラインをブレイクする」

昨日のポンド円を見てみましょう。
5分足です。

12:00~17:00で、ダブルトップが形成されました。

もちろんダブルトップができるなど、誰も分かりませんから、ネックライン①を下抜けたときに、目線を変更できるかどうかが大切です。そして、ネックライン②は、ダブルボトムです。ネックラインを上抜けできませんでしたから、目線が下と決まります。エントリー、利益確定、損切りは、このようなネックラインがあると、とても判断しやすいです。まず、ネックラインが見つけるようにしています。

これをリアルタイムで行なっていくのが、トレードです。
チャートパターンが形成されつつ、その形によって判断をその場で変えていく。これは、経験を積むしかありません。どんなに知識があろうが、実践しないと知識は役立ちません。毎日トレードすることでしか、身に付きません。

では、13:00時点でネックラインがどこかというと、次の③です。

オージー円も見てみましょう。
5分足です。

ダブルトップとダブルトップがあります。
15:00~20:00で形成されましたので、時間帯は違います。チャートパターンを見つけ、あとは上位足で、「どんな環境でチャートパターンができたのか」をチェックします。5分足だけでチャートパターンを見ても、意味はありません。上位足の流れの中でできるからこそ、意味があるものです。

日常的に、チャートを見るのが当たり前になっています。
しかし、何のために見ているのか、目的がないと「ただプライスを追っているだけ」になってしまいます。これだと、トレードポイントが浮かび上がってきません。文字通り、見てるだけになります。10年間見てても、得るものはありません。ただ10年間見ただけ、です。

そうではなく、トレーダーなら、①エントリー②利益確定③損切りの3つのポイントを意識しながら、チャートを見るようにするといいです。そうすれば、ネックラインなど、重要な箇所がリアルタイムで分かってきます。意識して見るからです。

そして、刻々と変化する相場で、判断や目線もリアルタイムでかえていく。
まず、目的があってこそのチャート分析です。3つのポイントを見つけることを意識しながら、チャートを見ていきます。これは、知識ではなくスキルです。知識からスキルに変えていきましょう。