トレンドの天底圏では、売りと買いが交錯するため上下に激しく動きます。買い勢力が勝てば上昇継続、売りが勝てば急落します。昨日は、ポンドの激しい値動きが印象的でした。上下動の中でも、上がりやすい(下がりやすい)ポイントがあるので、チェックしておきます。
次は5分足です。
21時まで100pips以上の下落で、そこから2時間で100pips戻しました。
これを予測するのは無理でしょうから、リアルタイムでみているとき、「これが押し目になるのか」それとも「トレンド転換になるのか」を意識しながら見るといいです。何のために下げているのかということです。ローソク足を追っているだけでは、エントリーポイントは見つかりません。目的をもって値動きを見ていれば、深い分析ができるようになります。
上位足の30分足で見ると、ヒントがありました。
アジアタイムにAで高値をつけました。
これがチャネルラインの上限になり、下限も同じ角度で引けますから、Bがでてきます。このチャネルの値幅が今の波なので、Bにきたときに下へ行くのか、それとも反発するのかで相場が大きくかわります。分かれ道ということです。このチャネルラインを5分足で見ると、下記です。
チャネルラインはいったん下抜けていますが、反転して急反発し、再度チャネルラインに戻ってきました。この値動きは、「ローソク足の切り返し」ですから、チャネルラインに戻った後ふたたびBを下抜けなければ、買いが優勢になります。
このように、急落したからといって、そのまま下げるものではありません。押し目となって急反発することもあります。その見分けをする局面を知っておいた方が、トレードでは有利になります(今回はBのポイント)。もちろんこれは私個人のチャート分析なので、正しいかどうか判断できません。大事なことは、自分なりの根拠をもって相場に取り組むことです。根拠を持とうとする姿勢があれば、一貫性のあるトレードができるようになります。そうすると、利益がついてくるのではないかと思います。