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負けた理由と改善点(スキャルピング)

FXには、勝ち負けが混在します。
短期売買は、球技の試合のようなものです。自分が点を入れれば、相手からも入れられる。最終的には点差で勝敗が決まります。入れた点数が上回っていればいいわけです。トレードも、損切り額より利益確定が多ければいいわけで、全て勝つ必要はありません。損切りも必ず発生します。

負けトレードは、同じような内容になりがちです。ですから、負けたところを復習しておけば、そうならないよう意識することができます。私の場合、2024年になり、スキャルピングにおいて今日までに際立った負けトレードが、3回ありました。

1/25 -5万
1/26 -6.3万
2/7 -10万

負け方は共通しています。
順張りでエントリーし、そこからトレンドが出なかった(順張り方向へ進まなかった)ときです。押し目や戻りでエントリーしているのですが、次のローソク足からトレンド回帰するのではないか、と都合よく解釈しナンピンしてさらに逆行しています。

具体的に見ていきます。

1/25
A:ショート→損切り
B:ショート→損切り

1/26
A:ロング→損切り
B:ショート→損切り

2/7
A:ショート→Bで損切り

逆張りで大きな損切りは、今年は今のところありません。上記3つのトレードは、全て順張りです。問題は、同じ負け方という点です。どういう負け方かというと、次のチャートのとおりです。

まず、第1波の下げがあります。
そして、Aまで戻したとき、Aから第2波の下落があると期待し、戻り売りしてしまうことです(第1波が上昇のときは押し目買いで失敗)。もちろん下げる可能性もありますから、ショートするのは問題ないでしょう。問題は損切りしないことです。損切りが嫌なら、Aから下げ始めるという事実確認をすべきですね。

A付近では、次の2つが想定できます。

①Aでショート → さらに上げたら損切りする
②Aでショートしない → 実際に下げ始めたらショート

①は、天井付近でショートしますから、第2波が出たら利幅が大きくなります。その反面、損切りの回数も多くなります。②は、下げ始めるまで待ちますから、確度が上がり勝率が上がるでしょう。その反面、①より利幅は少なくなり、損切り幅が大きくなります。

私がダメなのは、利幅も取りたい、確度を上げて損切りはしたくない、という①と②のいいとこ取りをしている姿勢にあります。期待でトレードしていますから、確度が上がるはずないのです。この負け方は明確ですから、トレードを変えないと、また同じような負けトレードをすることになります。

私ができそうなのは、②です。
利幅は少なくても、下げ始めるまで待ち確度を上げることです。今後は、押し目や戻りがあった場合、トレンド回帰したことを確認してからエントリーしたいと思います。

損切りそのものを無くすことはできませんし、それを目指してはいけないのです。負けないことを前提にトレードすると、損切りできなくなります。また、全てのトレードにおいて負けられないというプレッシャーがかかってしまいます。根こそぎ取ろうとするのではなく、値幅の一部分を刈り取るイメージでスキャルピングしていきます。トレンドを期待してエントリーしていないか? と都度考えたいと思います。