トレードスキル PR

達成感があると止まる

ネックラインの役割は、2つです。

①トレンドを発生させる
②トレンドを止める

ネックラインをブレイクするとトレンド出ます。また、形成中のトレンドは、達成感があるまで発生し続けます。テクニカル的な達成感だと、チャートパターンが出来上がった時ですね。値幅達成や、エリオット波動の達成です。達成感があるとき、ネックラインにぶつかると、より止まりやすくなります。

ポンドドルで見てみます。
まず、4時間足です。

Aで、大きな節目となるネックラインにぶつかっていますね。このあと(今日)下抜けするか、反発するかは、分かりません。ただ、Aにあたったときに、一時的でも達成感があることは確かです。Aのポイントを、15分足で見てみましょう。

カウンタートレンドラインは、3本とも同じ角度です。同じ角度なので、トレンドの波が継続しているということです。Aを下抜けたあと、Bで反発しています。個人的なトレードですが、Aの下抜けでショートしました。Bの反発に気付けばよかったのですが、そのまま戻ってプラスマイナスゼロでした。

Aの箇所を、5分足で見てみましょう。

三角もち合いがありますね。これは、昨日のアジアタイムです。上値をおさえられ、三角もち合いを勢いよく下ブレイクしています。下降トレンド回帰して、そのまま下げましたが、下げ切らずに反発しているのは上記の通りです。エントリーした理由は、損益率が良いからです。

損益率は、損切り幅と、利益確定の利幅の割合のことです。デイトレードなら、1:2や1:3が良いです。1:2だと、損切り幅が30pipsなら、利幅は60pips。今回は、エントリーして損切り幅が30pipsで計算していました。

エントリー根拠は、上述の通り下降トレンドでカウンタートレンドラインと三角もち合いを下抜けたからです。損切りは、この三角もち合いの高値でした。利益確定は、実は決めていませんでした。50pips以上は優に取れる場面と考えていたので、詳細な損益率は決めていませんでした。ただ、損益率が1:2以上になることと、損切りラインは決めていました。

そして、きちんと考慮しておけば良かった点が、エリオット波動波動です。30分足を見てください。

実は、N波動を形成し、しっかりと3段下げを達成していました。さらに、ネックラインは4時間足チャートで見たAなので、止まる根拠が強いですね。達成感はかなりあるでしょう。このような「値が止まる」ポイントで、しっかり利益確定をするべきでした。

私の利益確定し損ね、を見てもうらうためではなく、「トレンドは達成感があると止まる」という参考にしてください。その達成感は、値幅やサポートライン、もみ幅の2倍など、いくつもあります。今回は、エリオット波動3段下げと、ネックライン(サポートライン)でした。他にも見方はあるのかもしれませんが、トレンドの習性として、参考にしてください。

大きな節目となるネックラインでは、一度ではブレイクしない、というのも反発した要因かもしれません。ただ、これは達成感では無いですね。様々な根拠を組み合わせてトレードすることが求められます。