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急騰や急落で大事な第一波

昨日は、寝ようかと思っていた矢先、相場が動き出しました。23時のミシガン(経済指標)で反応したのもあったのでしょう。ダウが急落し、為替も動きました。経済指標で動く相場になってきたのは、先日書いた通りです。今日の雇用統計も、大きく動く想定をしておきます。

昨日のように、経済指標や発言系、ヘッドラインにしろ、ファンダメンタルで突然動き出すと、どこで止まるのか、分かりません。乱高下するのは悪いことではありませんが、困るのは、それまで膠着状態だったのにいきなり動き出すことです。これは焦りますね。

オージー円1分足を見てみましょう。
昨日の24時前後です。

ロンドンフィックスが終わった後、急落しました。22時ころから下落基調でしたが、スイッチが入ったようにフックス後に急落です。このようなときは、順張りも逆張りも、迷います。動くとスキャルピングしたくなりますが、焦ってエントリーしても、根拠が少ないと連敗してしまいます。

いきなり動き出した相場のとき、私が注意しているのは、「第一波を待つ」ことです。第一波が出ないことには、どこまで下げるか分かりません。さらに50pipsくらい急落するかもしれませんし、材料によっては100pipsほど値が飛ぶかもしれません。

下記チャートは、同じ1分足です。途中で戻りを付けると、それが第一波になります。第一波が出たら、値幅を取るようにします。それまでは、エントリーは我慢した方がいいでしょう。下げ始めたら、すかさずショートする考えもありますが、反発することも多いので、勝率は期待できません。今回は、結果的に急落しただけです(もちろんショートしてもOKです。適当にショートするのはダメということです。)。

第一波が出て値幅が取れたら、それを下に移動するだけです。

達成感が出るには、N計算とE計算があるので、最低でもN計算を想定しておくといいでしょう。N計算のあとは、E計算(第一波の2倍)があります。順張りのショートをするなら、戻りを付けた後にN計算まで、逆張りするなら、N計算が出てからやるといいでしょう。

特に逆張りのロングの場合は、N計算まで待つと確度はかなり高いはずです。どちらにしても、最も重要なことは「第一波が出るまで待つ」ことです。第一波が分かれば、その短期トレンドの値幅が分かるので、どんなトレードをやるにしても、有利になります。

短期トレンドが出たときにスキャルピングで負けるパターンは、第一波でそこそこ負け、第二波以降に取り返せなくなることです。だから、第一波で負けないことが大切です。そのために、第一波が分かるまで待つことが大切です。