トレードスキル PR

チャートパターンを順張りでつかう

下降トレンドの底値圏でダブルボトムなどのボトム型チャートパターン(ヘッド&ショルダーズボトムなど)がでたときは、上昇する可能性があり、下降トレンドの終焉を意味します。ただし、これは後付けで分かることなので、ダブルボトムの形成前にトレンドの終焉を予測することは難しいです。また、逆張りっぽくなるので、下降トレンドの終わりを予測してロングするのはもっと難しいです。

ダブルボトムは、下降トレンドではなく、「上昇トレンドの押し目」で使うと効果的です。現在のポンドニュージー1時間足を見てください。上昇トレンドの最中で、ダブルボトムがあります。

ダブルボトムが有る箇所は、どれも押し目になっていますね。下降トレンドの底値圏で使うのではなく、上昇トレンドの押し目で使う方が、トレードに活用しやすいです。あと、ABCと水平ラインがありますが、ダブルボトムの「ヘッド」か「ネックライン」のどちらにも引けます。時と場合により、引き方が異なります。ちょっと分かりにくいと思うので、詳しく説明します。

まず、Aのネックラインを見てください。

Aが機能したのは、ダブルボトムのヘッドになった箇所です。この場合はサポートラインになるので、反発したポイントがダブルボトムのヘッドになりました。Bも同じです。ダブルボトムのヘッドが、サポートラインにあたっています。

一方、Cは違います。
Cは、2.0000という強いネックラインで、一回ネックラインを下抜けていますね。ダブルボトムを形成しましたが、ダブルボトムでいうネックラインが、水平ラインの機能した箇所です。

ABはヘッド、Cはネックラインとしてラインが機能しています。

どちらにしても、ダブルボトムがでてから高値更新していますね。これは、上昇トレンドの典型です。押し目をつけたとき、ダブルボトムなどのチャートパターンがでて上昇し始めたら、高値更新する可能性を考えましょう。シンプルにトレンドフォローできます。トレンドが発生していても、「どこでエントリーしていいか分からない」場合があります。そんなときは、押し目を狙うと高値づかみが無くなります。トレンドフォローの大敵は、高値掴みです。

これは1時間足なので、1分足や5分足などの細かい動きではありません。大きなトレンドが出た時は、押し目も深くなるため、1分足で見ていると急落しているように感じます。しかし、長い時間軸だと、深い押し目になります。大きなトレンドは、長い時間軸で捉えるようにしています。トレードスタイルは、スキャルピングではなく、(利幅が取れるという意味で)デイトレードが最適でしょう。

トレンドが発生していれば、デイトレードもスイングトレードもスキャルピングもOKです。FXは、トレンド相場こそ利益を上げる場面です。方向性が無い時は、デイトレードやスイングトレードは厳しいので、スキャルピングが適しているということです。

今がどんな場面なのか、相場環境を把握することは大事です。それと同時に、どのトレードスタイルがいいのかまで考えるようにしましょう。相場に応じ、臨機応変に勝ち方を変えていくことも必要です。