FXに興味がある方は、「少ない資金」を「短期売買」で大きく増やしたいという願望があると思います。トレードをやる以上は、大きく稼ぎたいですよね。今やFXは、パソコンやスマホ1台あれば、プロの外為ディーラーと同じようにトレードができます。世界中どこにいても、トレード環境は同じと言えます。敷居が低いのに、稼げる土俵があるのはFXの魅力の一つです。
では、FXで大きく稼ぐにはどうすれば良いでしょうか。それには2つの方法があります。
①短期で大ロットで稼ぐ
②長期で利益を積み重ねる
フルレバレッジをかけてフルロットでトレードすれば、元手資金に対して資金が増えるスピードは、尋常ではないほど速いです。その反面、資金が減るスピードも同様ですから、かなりリスキーになります。一時的にでも手法が通用すれば、短期で儲かる可能性はあります。
一方、長期で利益を重ねる方法なら、レバレッジやロットを落とせるので損益変動は安定します。過度なプレッシャーやメンタルへの影響も少なく、安定した運用が可能です。最大のデメリットは、時間がかかることです。また、長期的に機能する手法でなければなりません。
どちらにも、メリットとデメリットがあるので一概にどちらがいいかは決められません。確かなことは、どちらにしてもトレードルールが機能しなければ意味がないということです。マーケットで通用する手法があってこそ、短期でも長期でも利益が出るのです。ですから、長く続くトレードを心がけ、相場に応じてレバレッジやロットを調整すれば良いのではないでしょうか。
『長く続くトレードをやる』
これは、書籍やブログで何度も書いています。長く続けるには、地に足の着いた王道のテクニカル分析で、シンプルなトレードがおすすめです。手法が複雑だったり、特定の状況になるまでひたすら待つなど、ストレスを感じる作法にすると長続きしません。また、季節ものの手法だけに依存すると、それが機能しなくなったときにさっぱり勝てなくなります。
そこで、次のような作法が良いのではないかと思います。
①どの時間帯でも機能
②シンプルな分析
③シンプルなルール
④簡単な資金管理
⑤ロット調整が可能
⑥特定状況に限定されない
これに加え、レバレッジやロットを調整し、時間を味方につければ十分でしょう。短絡的でもいけませんし、あまりに長期に偏っても結局儲かりません。トレードルールがシンプルで、それを応用して日々の相場で短期売買ができる方法なら良いのでしょう。少し感覚的な言い方ですが、継続して通用する方法を、一時的にリスクを取っても期待値が高い場面を見極める(ここでフルレバレッジ)、ということでしょうか。手法と時間軸を分けるということです。
なによりも、モチベーションが低下するとやりたくない「面倒くさい作業」がないのが良いと思います。シンプルな方法を長く続けるのが一番だと思っており、今後も難しいことは考えずにFXを続けていきます。