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チャートの形ができるまで待つこと

トレードするときは、ローソク足数本だけで判断するより、ローソク足を集合体で判断するようにしています。形、チャートパターンですね。スキャルピングの場合は、ローソク足数本で判断してエントリーしますが、ホールド時間が長いトレードは、判断材料のローソク足も多い方が、期待値は高いからです。

昨日、ポンドドルが1か月ほどもみ合いだと触れました。
1時間足を見てみましょう。

トレンドフォローかレンジプレーの切り替えができると、良いトレードができるものです。
昨日は、Bのポイント(ロンドン時間で15時~21時)の判断が、分かれ道になりました。直近の高値ブレイクを目指しているので、トレンドフォローにするか、それともレンジを見越してショートにするのか、です。

実際にチャートを見ているときは、じりじり上げてますから、上げそうに感じるものです。「そろそろもち合いブレイクか?」となるのですが、ダマシの可能性もあります。そんなときは、ローソク足数本で判断するのではなく、「形ができるまで」待つのがおすすめです。

Bがどうなったのか、5分足で見てみましょう。

ヘッド&ショルダーズが認識できますが、形成中はもちろん分かりません。右ショルダーができたあとネックラインが引けて、ようやく分かるのではないでしょうか。Aの価格帯でプライスが反応しているので、さらにネックラインは引きやすいです。

私は、このようなチャートパターンができてから、エントリーすることを心がけています。心がけているというだけで、早期エントリーやめちゃくちゃなトレードもやることはあります。機械的にトレードできるものではありませんから。それでも、「形ができた後の方が期待値が高い」という基本があるので、自分は基本を逸脱したトレードをしていると認識できます。それが、早めの損切りにつながったりします。

ちなみに、1時間足チャートのAの部分を5分足にしたのが、下記チャートです。

同じようなチャートパターンですね。ダブルトップですが、ネックラインは同じで、上記5分足と価格も同じです。レンジプレーのときは、このような形ができてから判断するのが、テクニカル分析の基本です。もちろん、テクニカル的な根拠があれば、ダブルトップやヘッド&ショルダーズが形成する前の天井圏でショートするトレードもOKです。