個人投資家として取材を受けました。
日経ヴェリタス2024年5月26日号の「七転び八起き」というコーナーです。これまでの投資歴を紹介しており、具体的なトレードの内容ではないので参考になるかわかりませんが。
継続することが基本
投資や資産運用で最も重要なことは、加熱しすぎず冷めることなく継続することです。やる気があるときは、時間を作って調べものしたりトレードに熱中する。一方、モチベーションが下がっているときは、何も投資せずにだらだらと本業の労働をしているだけ。これでは資産運用に一貫性がありません。たんたんと、同じリズムで運用を続けることが何にもまして大切ではないかと思います。
FXは、投機性が極めて高い投資です。
ですから、日々の損益変動やメンタルの浮き沈みは避けられません。しかし、毎日トレードする習慣をつけ、それを継続していけば何かしらの結果は出るでしょう。結果が出始めたら、それを改善しながら続けると資産が増えていきます。継続するから成果が出るのではなく、検証や分析、実践を繰り返してトレードを改善する作業を日々行なうからです。
1日や数か月などの短期的な損益を気にせず、年単位といった長期的な視野で継続することです。良い時期は資産が大きく増え、悪いときは勝てないにしても減らさないようにすれば、右肩上がりになるわけです。
勝てないとモチベーションは下がりますが、そういう時にたんたんと継続できるかどうかが大切です。やる気が出た時だけトレードしても、勝てるはずありません。また、トレードしない時期を作ると、いざトレードしたらここぞとばかりにロットを張ったり、ほぼ博打のようなトレードになる可能性が高くなるでしょう。
仕事と同じではないでしょうか。
やる気の有無にかかわらず、毎日それ継続していけば、専門家になれます。専門性がお金に直結すればプロ、しなければ、ただただ詳しいというオタクということなのですが。
相場によっては、負ける時期やトレードが極端に少ないこともあるでしょうが、長期で継続すれば、そういった浮き沈みをならすことができます。同じリズムで年単位の継続をしましょう。