ユーロ円が170円を超えてきました。6月半ばに年初来高値更新してからロング目線で、エントリーできるところでは入っています。ただ、逆張り思考が離れず、上げ続けていると「そろそろ落ちるのではないか」と勘ぐってしまいます。そうすると、ロングするのが怖くなるどころか、ショートしたくなるものです。
しかし、中長期トレンドに逆らうのは危険です。天底で取れると爽快ではありますが、なかなか当たらないもの。逆張りでショートするにしても、テクニカルで考えるようにしています。良いチャートの形が出てからです。判断はとても簡単で、「トレンドラインが引けるようになってから」です。
1時間足を見て下さい。
もし逆張りショートするなら、下向きのトレンドラインが引けるようになってからです。

まだ下向きのトレンドラインが引けません。ですから、ショートはしないという判断です。また、逆張りは利幅があまり取れません。順張りの方が利幅は取れる印象です。たしかに、上げ100日下げ3日と言われるように、上昇よりも下落の方が短期間で値幅が出ます。この急落に乗れば、それまでの上げ幅を一瞬で取ることができます。
問題は、それがいつ起こるかわからない点です。つまり、天井を当てることはできないということです。さらに、それを待ち構えて逆張りショートを狙いすぎていると、天井を逃すまいと、手が出てしまいます。その結果、無駄な逆張りが増えます。
もちろん天井でショートできれば良いのですが、それを取れなくても何も困ることがありません。機会損失になるだけで、その前後でトレードすれば良いかなと思います。特に、トレンドが発生しているときに、しっかりトレンドフォローできていれば良いと思います。
なお、スキャルピングは順張りと逆張りどちらも有効です。1分足という短い時間軸だと、反転は必ず起こりますし、じり上げやじり下げを除けば、そのトレードが順張りか逆張りかはあまり関係ありません。動きそうな方向へポジションを取るというイメージです。デイトレードなどの長い時間軸だと、トレンドの向きが重要になるのでトレンドフォローが基本です。