チャート分析 PR

ウクライナ侵攻時ユーロ円1分足

2022年3月のウクライナ侵攻時のユーロ円チャートが残っていたので、地政学的リスクがどんな値動きだったのか記録しておきます。現在の金融政策下の相場(?)と全く違う値動きです。今さら感はありますが、軍事衝突というめったにない相場でした。数年経過すると、どんな値動きだったのか忘れてしまうものです。

アメリカ政府は、2022年2月24日の日本時間深夜までにロシアが侵攻を開始する、と予想していたようです。しかし、マーケットは、警戒感はあるものの、実際に武力衝突はないと織り込んでいたため反応は薄かったです。アメリカ政府の予想はあたり、2/24日本時間午前12時前に、ロシアが侵攻を開始。

チャートは全てユーロ円です。
まず、1時間足で全体像を見ておきます。ウクライナショック侵攻時は急落したのですが、すぐに全戻し。さらに、2022年3月7日が最安値となり、ここから上昇トレンドが発生。実に2年間継続したままで、現在は165円台まで上げています。この時が上昇トレンドのスタートになるとは思ってもいません。

侵攻時からの1分足です。
2/24~3/16の相場が動いた箇所を抜粋してあります。チャートは15枚です。1時間ずれているところもあるのでおおよその時間の参考にしてください。

124.40円が、ウクライナショックの底値となったでしょう。ここから2年間で4000pipsの上昇トレンドです。

ボラティリティは高かったですが、数分で100pipsや200pipsの乱高下はなく、「ちょっと荒れた」程度の相場でしょうか。個人的には、「もっとボラティリティが出るのではないか。」という期待から、スキャルピングではポジポジ病になってしまい、無駄に引っ張ったり損切りを先延ばしにするなど、良いトレードができた記憶はありません。

相場は、その時々の材料によって値動きは変わります。
同じ値動きは、二度とありません。このような相場は今後ないかもしれませんが、経験値につなげるため、どのようなトレードをしたのか、そして、どうすればよかったのかを考えることが大切です。全ての相場で最高のトレードができればいいのですが、勝てる相場、そうでない相場があります。淡々と続けるしかありません。勝っておごらず負けてくさらず、でしょう。