チャート分析 PR

窓開けはサポートやレジスタンスになる

週明けに窓開けした通貨ペアは、テクニカル的にサポートやレジスタンスになります。特に、窓埋めする付近では売買が増えるので、そこから方向性が決まることがあります。そのため、トレードチャンスになることが多いです。ただし、窓を埋めるか分かりませんし、窓を埋めた後にどちらに進むかなんてわかりません。ですから、分かるまで待つようにしています。

オージー円が今日の早朝(昨日の深夜?)窓を埋めたので、見てみましょう。まず、4時間足を見てください。大局を把握するために斜めのラインを引きますが、どのように引きますか?

私なら、次のように引きます。

移動平均線がパーフェクトオーダーですから、ラインは移動平均線に沿って引きます。200EMAに合わせるようにしています。また、トレンドライン1本ではなく、高値の切り上げ方も知りたいのでチャネルラインにします。ラインの引き方に正解はありませんので、どのように引いても問題ありません。大局が把握できればいいでしょう。

そして、ポイントは下記のヘッド&ショルダーズでしょうか。

昨日、ギャップダウンしたことで、直近安値を更新しました。しかし、昨日マーケットオープン時点では、ヘッド&ショルダーズになることは分かりません。1日経過し、ヘッド&ショルダーズの右肩がようやくできて、形が分かります。「ローソク足の形ができるまで待つ」のが基本的なスタンスです。右肩下がりのヘッド&ショルダーズというのが、ポイントでしょうか。もし右肩上がりなら、高値を切り上げますから、上げていく可能性があります。

では、右肩を作った場面を5分足で見てみます。

今日の午前3時ころ窓埋めし、そこから反落して落ちてきました。窓埋めした箇所が、ちょうど右肩になっています。ヘッド&ショルダーズの右肩という根拠と、窓埋めして反落したという2つの根拠がありますから、下げる可能性があります。そして、ネックラインを引いてアジアタイムに下げてきたので、下げるイメージができます。

私なら、下記のAがトレードポイントになります。

これでも、Aから下げるか分かりません。テクニカル的には「下げるならココから」というポイントなので、下げなければ損切りすればいいだけです。問題は、リスクリワードですね。利幅よりも損切り幅が大きくならないことが一番重要です。テクニカル的な分析と、実際どうトレードするかは別問題です。どんな高度なチャート分析ができても、リスクリワードが悪いとトレードでは勝てません。

ですから、テクニカル的な根拠があるポイントで、かつ、リスクリワードがいい場面でエントリーする必要があります。自信がある場面でも、リスクリワードが悪ければトレードしないことは頻繁にあります。戦略を立て、イグジットするまで気が抜けません。まず、テクニカル的な根拠を見つけることが大事です。