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N計算の取り方

トレンドが発生したときは、必ず値幅を取るようにします。
第1波はいつ発生するか分かりませんし、値幅もトレンド時間も知る由がありません。ただ、押し目や戻りがあり、次にトレンド回帰したときは、値幅のイメージは可能です。今回は、N計算のやり方を見てみましょう。N計算は、最もメジャーな値幅計算で、値幅測定の基本です。

下記は、昨日ロンドン時間から発生した上昇トレンドです。
使うのは、フィボナッチエクスパンションです。MT4以外では入っていないかもしれません。JFXだとMT4が使えますから触ってみてください。

①挿入 → ②フィボナッチ → ③エクスパンション
の順番で選び、下記のように第1波と押し目に起点を持ってきます(A→B→Cの順番)。

ABの値幅がCから何パーセント発生しているか、というのがフィボナッチエクスパンションです。ですから、Cから100%(2倍)のところが、ABの2倍になります。次のチャートで確認してください。

推進波1と推進波2が同じ値幅発生し、N波動の完成です。
いつもこうなるとは限りませんが、短期トレンドが発生し、推進波2が出た時は、N計算が出ると考えていいでしょう。もっと値幅だすとE計算になりますが今回はN計算だけ見ます。

推進波1は、いつ出るかわかりません。
しかし、リアルタイムでチャートを見ていれば推進波1は短期トレンドと分かります。押し目を付けたら、同じ値幅だけ測定してみると、推進波2のイメージができます。だからといって、推進波2の底から天井までロングポジションをホールドできるものでもありません。

ただ、値幅のイメージができますから、「もしかしてロングした方がいいかな」と感じます。推進波2の値幅のうち、少しでも取れればいいのでしょう。値幅の取り方はいくつかありますが、フィボナッチエクスパンションを使った方法もあるということです。

短期売買は、短期トレンドをいかに味方にするか、このパターンか、となるよう何度も分析するに尽きると思います。