昨日のドル円は100ピップス以上の窓を開けてスタートしました。
珍しく大きな窓ですね。それほど金曜日の指標が異常値だったのでしょう。テクニカル的には100ピップス以上の窓を開けていますから、窓埋めとなる131.20円~131.50円は、強いサポート帯になるはずです。
実際に昨日は131.50まで下げましたが完全に反発しています。131.50円は、2週間前の直近高値でもありました。
下記は15分足です。
窓は、まだ20pipsほど空間がある状態です。
トレードではまず窓を開けたら、窓埋めをするかどうかを考えなければなりません。実際に昨日の相場でもアジアからロンドンにかけて窓を埋めにかかりました。そして、このサポート帯で反発するかどうかが、トレードのポイントだったのでしょう。
収支ブログでも書きましたが、私はドル円のロングポジションを持ち越していたので、窓埋めするかどうかは見ていました。本来なら、窓埋めになる131.30円までサポートになるって事は基本的なことですから、頭にはありました。Aの部分です。
また、見逃すはずがありません。
しかし、実際にやったことは、ポジションを利益確定したのです。つまり、Aで「売り」をしました。実際にもここで反発するかもしれないなぁとは思ったんですが、それを狂わせたのが、ポジションのホールド状態でした。
ポジションを持っていたことにり、普通のテクニカル分析ができなくなっていました。こんな簡単なこともできなくなってしまうのがメンタルです。ポジションがなければ逆にロングポジションを作っても良い局面です。
しかし、実際には逆の行動です。ポジションを持ち越していたので、いかに早く楽になりたいかを考えていたように感じます。ですから上がるか下がるかわからない局面ではどうしても利益確定をしてしまうのです。そういった局面からさらに下がった時、つまり上がる理由が否定されたときに(131.30円を下抜けるとか)、ポジションはカットすべきでしょう。
ポジションを持っていることで冷静な判断ができなくなると言う典型的な例だと思います。もちろんエントリーもイグジットもうまくいくと言うのは理想ですが、どちらかで失敗することも多いので、これは仕方ありません。もう少しうまくできなかったのか、復習や反省をすれば良いとは思います。ポジションがない場合は、冷静な判断ができたとしても、ポジションがあることで、そういった判断ができなくなる。そうそれが人間の心理なのでしょう。
ですから、なるべくポジションを保有しない短期トレードが有利かなと考えています。.
人によって得手不得手はありますから、それは自己分析が必要かと思います。含み益のときに冷静な判断ができなくなっても、それは利益が減るだけです。逆に、含み損だったらと考えると、恐ろしいです。含み損のときに冷静さを失うと、全てを失うことになりかねません。含み損はすぐにカットする。やはり大事です。