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相場と温度差を合わせる

相場は、毎日値動きが変わり、つかみどころがありません。
値幅やスピード感など、数時間経過すると雰囲気がガラリとかわります。トレードで勝つには、自分が考えていることとマーケット全体の雰囲気がマッチしなければ、全く変なポジションを持つことになります。「全く的を射ないポジション」になるでしょう。

おとといは日銀で600pips以上も下落しました。昨日はその余波である程度動くかと思ったら、狭いレンジでした。アジア→欧州→ニューヨークと、日銀の結果を消化した途端、2日目からは動かないのです。5分足を見てください。

Aは、日銀のあと、初めてのニューヨーク時間です。
下落で反応しています。その後のBが日銀のあと2回目のアジア、Cは欧州、Dがニューヨークと続きます。2日目は、トレンドは短く、値幅も100pipsも届いていません。前日の乱高下と比べると、レンジといえるでしょう。

動くと思ってトレードしていも、焦っているのは自分だけであり、マーケットは単なるレンジだった。なんてことはよくあります。自分が考えているスピード感と、実際のマーケットの反応の温度差があります。そうするとへんてこなポジションになり、全然イメージと違うトレードになります。

まだトレンドは出ないと思っても、実際には強烈なトレンドが発生しているなど。相場はつかみどころがないため、マーケットと温度差やスピード感を合わせるのは難しいです。どの相場でも利食いするのは無理ですから、「動くまで待つ」のが正解でしょう。

個人的にも、日銀で持ち越しトレードをして損をしたので、手持ち無沙汰のトレードは注意したいと思います。相場と温度差を合わせることに意識する必要があります。自分の温度だけでトレードするから、その差に気付かなかったのでしょう。甘かった、ということです。