昨日は、ポンド円が500pips近く上昇しました。
もちろん私もこんなに上がるとは思っていなかったので、驚きです。相場は本当に読めないものだと実感しました。根拠なく予想してはダメですね。目の前のテクニカルでトレードしなければなりません。
特に、絶対に損切りしておいた方がいいポイントがあり、それを認識することが重要です。大損さえしなければ、たとえその日は利益が出なかったとしても、また次の日にチャレンジできます。下記は、昨日のロンドンからニューヨークにかけてのポンド円1分足です。かりに、Aあたりでショートしたとします。どこで損切りすべきでしょうか? ストップロスは、Aの時点で2本ありました。164.00円はすでに上抜け、上には166.00円がありました。
損切りは早ければ早い方が良いのですが、絶対に死守したいラインは、下記のカウンタートレンドラインです。
21時30分のCPIで、2分で100pips下げましたが、164.00円のストップがサポートになり、反発しました。その上で、チャートパターンを形成して明確なカウンタートレンドラインができました。これは意識されるでしょう。多くのトレーダーが気付くような難しくないラインですから、Aを上抜けたときに、「もしかしたら、まだ上かも。」という考えになるべきです。
さすがにもう上がらないだろう、という考えもわかりますが、テクニカル的にはAを上抜けたときは危ないです。少なくとも、Aの上抜けでショートする場面ではありません。ここは、ショートを持っていたら絶対に損切りすべきラインです。これまでに私が大損した時は、こういうラインを守らずにナンピンする。ただこれだけです。ナンピン自体は悪いことではありません。損切りすべきポイントを認識していない(チャート分析不足)ことが多いです。ここを抜けたらヤバいな、と思う時は、だいたい損切りしています。「認識できているかどうか」が大切ということです。
利益を上げるのも大事ですが、大損を防ぐことも重要です。
そのためには、どこで損切りすべきなのかを認識することです。ストップロスやラインを引き、ここを抜けたらヤバい、というポイントを見つけておきましょう。これを知ったうえでポジションを取ると、意外と諦めがついて納得でき、スパッと損切りできるものです。
①エントリー
②利益確定
③損切り
長期投資でもない限り、この3つはセットであり、ポジションを取るときは3つを決めておくべきなのでしょう。