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前回の日銀は急落

米長期金利が11年ぶりの高値更新をしていますが、ドル円は上げてきません。先週の記事で、145円と米金利高値更新が同時にあり得ると書きましたが、そうはならなかったです。

FOMCと日銀待ちということなのでしょう。
今週の木曜のイベント後は、溜まっていたものが放出されるように、かなり動くような気がします。個人的には、下サイドの方に注目しています。上サイドは、イベント後に上がれば145円、そして150円というシンプルな目安があります(介入警戒があるので難しくはなるのでしょうが)。

下サイドは、前回の日銀が参考になるかもしれません。
前回は7/21でした。どのような相場だったのでしょうか。
まず、4時間足を見てください。

ドル円は、この半年の上昇で2回の深押しがありました。
その2回目が、前回の日銀でした。材料出尽くしなのか、偶然かはわかりませんが、黒田総裁の会見から850pipsの調整が始まりました。

正確には、黒田総裁の会見が終わってから上昇して高値更新し始めたのですが、ロンドンで天井をつけてニューヨークから急落し、そのあと850pipsの調整になりました。この時の天井は、ロンドン時間ということです。会見中(もしくは会見終了後)に急落したのではないということです。会見時は、少なくとも上昇しているのです。

この時の5分足を見てください。

総裁の会見にかけて上昇しています。
今回も同じような値動きになるとは言えませんが、145円手前までFOMCを先取りして相場になっているはずです。FOMC、そして日銀が終わると、いったんイベントが終わるので、調整が入る可能性もあります。そうなったときの差上げ幅には注意したいと思います。

下げれば、それなりに値幅を伴ったスピード感のある下げでしょうから、スキャルピングに最適な相場だとは思いますが。最近は、シンプルにロングだけ、ショートだけするよりも、両建てとナンピンを使ってポジション管理する短期売買に面白味を感じます。トレンドが終わるまでポジションを持つので、下手をすると全ポジションマイナスという事もあります。ただ、何よりもゲーム感覚で楽しいのです。