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チャート分析は先回りをする

12月に入り、ボラティリティは依然高いままです。通常だと、クリスマス休暇で機関の参加者が減るため、値が飛ぶかレンジか、極端な相場になります。今年はコロナ渦で、年末年始の参加者も値動きも全く読めません。自宅でトレードする機関投資家も多いでしょうし、どうなるでしょうか。真新しい材料が無いので、あと2週間今のままもみ合いで終わるのか、それとも新しい流れが発生して終わるのか、気になるところです。

今月強いのは豪ドルで、豪ドル/米ドルが上昇トレンドです。
日足を見てみましょう。

現在はBですが、Aと同じような上げ方をしてます。フィボナッチチャネルが引けて、上段にいます。これから下段へ下げるのかそれともさらに強い上昇トレンドになると、新しいトレンドラインになるでしょう。豪ドル/米ドルは、トレンドが出るととにかく安値を切り下げないのが特徴ですね。

4時間足です。

ポイントは、ネックラインを下抜けするかどうかでしょうか。ネックラインが安値切り下げの箇所になります。上昇トレンドではあるものの、上か下か分からない場合は、ストップロス情報を組み合わせるといいかもしれません。機関投資家がどう見ているのか、チェックしてみましょう。

狭い範囲で、上下にストップが入っています。

同じような見方をしているのでしょう。もみ合いが長ければ、そのあとのブレイクが強くなります。

ユーロ円も似たような状況です。

12月1日に高値ブレイクし、もみ合っています。

青い四角は、今月分です。こうしてみると、月末までにはどちらかにブレイクしそうですが、週足ではまだ2本しかできあがっていないので、年初までもみ合うかもしれません。

エントリーしていないときは、ラインを引いてチャート分析をする。「値が止まるポイント」「値が走り出すポイント」がどこか、探すのが基本です。毎日、意識される価格帯やラインは変わるので、先回りして考えておくことが大事です。動いたあとにあわてて相場をチェックするのではなく、動きそうなポイントを先にチェックし、実際にどうなったをチェックするようにしましょう。