相場が動くと、ローソク足と並行して移動平均線も動きます。
移動平均線に沿ってラインを引くことは、トレンド相場で有効です(直近で何度か書いているとおりです)。トレンドが出る度に引けるので、うまく活用できるとトレンドンが待ち遠しくなります。
アジアタイムに、ドル円が下落したので、1分足で引いてみましょう。
下落して、すぐに引けるものではありません。引けるのはAが過ぎてからです。Aあたりで「下落しなくなった」という相場はよくあります。短期とはいえ、第一波で終わってしまうことも多いです。いつもトレンドが発生するわけではありません。
しかし、トレンドが出ると、移動平均線に沿ってラインが引けます。上記のチャネルラインを下抜けると、さらに角度が急になり、下記のように引けます。
これも、引けるのはBが過ぎてからです。
チャネルラインの前半は、流れをつかむのことで精一杯です。チャネルの後半でトレードしやすくなります。チャネルがうまく引けないこともありますし、チャネルが引けたと思ったらトレンドが終ってトレードできなかった、なんてこともあります。
しかし、基準は作るべきです。
移動平均線とローソク足の高値安値の角度(=チャネルラインの角度)を観察しながらトレードする。これがあるだけでも、作法が決まります。
上位足は、下記です。
127.50円を下抜け、S波動が出るかどうかの状況です。ロンドン時間より後にで答えがでるでしょう。午前の下落で移動平均線がパーフェクトオーダーになりましたので、戻り売りのポイントです。下げるなら、ネックラインと移動平均線が交差するポイントが強いレジスタンスになります。
環境は、2営業日前と同じです。
このときは、下記のようにS波動が出ました。ニューヨーク時間に下げました。
イメージ通りになったらエントリーする。そうでないならエントリーしない。ただそれだけです。事前に分析しておくと、トレードが楽になります。チャート分析の復習をするからこそ、予習ができるようになり、そうするとトレードが楽になりポジションが取れるようになります。そうはいっても、イメージ通りにならない事の方が多いのが現実です。24時間絶え間なく動いている「チャートの一部」だけでも利益になれば、充分です。とにかく儲けようとすると、トレードがつらくなります。なぜなら、思い通りにならないことの方が多いからです。
しかし、トレードでは利益を上げることは可能です。
それは、ポジションを取るのは「イメージ通りになったときだけ」でいいからです。この違いは大きいです。