チャート分析 PR

次の市場まで待つ判断

トレンドは、ヘッジファンドの注文が次から次へと入らなければ、続きません。特に短期トレンドは、時間帯によって手を緩めたり強めたりしますから、ヘッジファンド次第と言えるかもしれません。今日はドル円が137.00円を明確に超えてきました。ここで、137.00円をキープしたまま上げるのか、ということです。

最近の高値ブレイクは、高値ブレイクしたあと、いったん落ちる。そして、市場が変わってから再度高値ブレイクする印象です。市場が変わるのは、半日後もあれば数日後もあります。前回137円を目指したのは、6/29でした。その時の1分足を見てみましょう。

明確な節目(ネックライン)があると、それをブレイクしてすぐにトレンドになるわけではありません。上記のように、ブレイクをトライして売りに押され、何度もネックラインを上下動します。ブレイクした達成感があるトレンドだと、このようなパターンが多い印象です。一度、小休止してから、次のマーケットで市場参加者が変わった時にブレイクをトライするということです。

では、現在の1分足を見てみましょう。

午前中に137円をブレイクした後、いったんネックラインを割り込んできています。もちろんこの後どうなるか分かりませんが、何かしらの達成感があると(今回は137円を明確にブレイク)、その流れはいったん止まることになります。次の市場で流れが変わるかもしれませんし、そのまま135.50円目指すかもしれません。

アジア時間に137円をブレイクしたとき、ポジションをホールドするか迷ったときは、次の市場まで待つようにしています。そのまま上がる可能性、達成感から急落する可能性、どちらもあります。ブレイクした時に乗り遅れたくない気持ちはありますが、迷ったときは次の市場まで待つようにしています。

上記2つのチャートは、1分足レベルの話です。
15分足や1時間足で押し目を作ると、1分足ではものすごい下落になりますから、マルチタイムフレームの視点で見るようにしましょう。1分足で下降トレンド→5分足で押し目。5分足で下降トレンド→15分足で押し目。というように、時間軸を比較してください。