チャート分析 PR

雇用統計を前に

今日は雇用統計が21:30にあります。
ドル円の4時間足チャートを見てください。

①ネックライン(111.20円付近)
2週間前にオプションがたまっていた価格帯です。何かあるプライスなのでしょう、今週月曜にここを上抜けから、押し目になっています。Aのポイントです。

②上昇トレンドライン(内側)
サポートからレジスタンスのネックラインになっています。現在112.00円にストップも設定されていて、このネックラインと重なります。11:00現在は111.68円ですが、アジアタイムでこのネックラインにぶつかっています(111.80円付近)。

③上昇トレンドライン(外側)
最後のサポート帯でしょうか。111円前半です。ここを下抜けると日足レベルでレンジに突入です。4時間足レベルで右ショルダーが無いので、ここまで下げてから上がると、112.00円目指してきそうです。

現在は、①③と②の間に挟まれています。
ニューヨークカットオプションが多数あるようなので、雇用統計でも動く確率は少ないでしょうか。右ショルダーが無いので、このまま上げる形ではありません。

あと、最近の雇用統計は毎度同じですが、金曜の夜間なのでわざわざポジション取らなくてもいいのではないかと考えてしまいます。週明けに上下どちらかの節目の到達してから考えればいいのではないか、と。そうはいっても、スキャルピングはチャンスになるかもしれないですからね。

ユーロドルの方がシンプルかもしれません。
ドル円は右ショルダーが無いのですが、ユーロドルはあります。1時間足を見てください。

ヘッド&ショルダーズボトムをだしていますね。Aがショルダーです。教科書的には、ヘッド&ショルダーズボトムは上昇を示唆します。上位足の大局は下降トレンドなので、上昇のチャートパターンがでても下げるようだと、本当に下げていきます。

高値と安値だけを見るのではなく、ネックラインとショルダーラインを見つけるようにすると、見方が楽になってきます。ユーロドルは水平ラインしか引いていませんが(チャネル幅の上段と下段)、あとは斜めのラインを引いてエントリーポイントをしぼっていくイメージです。基本は、2種類のライン(水平と斜め)を引くようにしてください。