昨日は、アジア時間のドル円短期トレンドに触れました。
今日のアジア時間も、下記のように似たような値動きです。
短期トレンドが発生したら、移動平均線に沿ってラインを引くようにしています。Aのときはまだ引けませんが、Bで下げた時、チャネルラインが引けます。移動平均線に沿っているので、間違ってはいないのでしょう。ただ、今回はCでチャネルラインを上抜けており、いまいちしっくりきません。そこで、起点を変えて下記のようにします。
Aは同じですが、Bを変更して引き直します。
ABと引いたら、Cは自然と出てきます。
ここまで下げないだろう、というところまで値幅を出すのが最近のドル円です。BC間は10分で20pipsですから、そんな大きな値幅でもないですが。今回のポイントは、Bあたりでしょうか。ここの見極めができれば、トレードが楽になります。見極めというのは、上か下か当てるのではなく、「今が節目だ」とリアルタイムで気付けることです。そうすると、損益率がいいトレードにつながります。
斜めのラインだけでなく、横のラインも引いてみます。チャートの左を見ると、下記のようにAが早朝の安値ですから、水平のネックラインが引けます。
これで、横と斜めのラインが引けましたので、あとは2本のラインが「交差するところ」で反応するか見るだけです。交差するところが、見極めのポイントです。相場の節目ですから、反発するなら鋭い上げ方に、下げるなら下へブレイクする可能性があります。
今回は下記のようになりました。
黄色の丸印が見極めポイントです。
トレンドの最初から最後までサクサク勝てるはずありません。トレードの舞台は、トレンドの後半です。前半でトレンドの「角度」「値幅」などの「波」が形成されますので、それをもとにトレンドの後半でエントリーする。これは1分足でも1時間足でも同じ見方です。当然1分足の方が、トレンドの回数は多いです。
トレンドの前半は、ボラティリティが高くなり値動きが荒くなります。チャンス到来ですからなんとか利益を出したくなるのですが、ここで変なトレードをして損を出さないことが大切です。前半は、どんなチャートになるのか見極める。トレンドの後半で、前半のヒントをもとにエントリーして利益を出す。個人的には、これが基本です。トレンドの後半で利益を上げることを意識しています。トレンドの前半で、やみくもにトレードしない。やるなら後半です。
ちなみに、昨日書いた記事は、結局Aのように推移しました。
Aで下抜けたらショート回転するつもりでしたが、Aから80pipsも反発です。Aで少し下抜けたものの、ネックラインに入り込んできて急反発しています。ネックラインを抜けたのにまた戻ったとき(今回だと下抜けてから再度上抜け)、元の方向へいっきに値幅を出したりします。ですから、ブレイクしたからすぐに順張り、というのは危険ですね。ネックライン付近では、イメージと異なったらすぐに損切りすることが大切です。損切りしていれば、イメージ通りになったときに利益が出ます。