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週足とオープン価格は大切

週初めは、オープン価格にラインを引くようにしています。
5日先の金曜日までプライスを予測するのは難しいですが、今週どうなるのか、月曜日に考えるのは大事です。考えることで、全体像を把握しようとするからです。

しかし、週足を意識する場面は、少ないのではないでしょうか。月曜日の今日は、先週の終値に水平ラインを引くなどして意識していても、木曜や金曜日になると、そのラインはもう消していて、今週のマーケットオープン価格を忘れていることは多々あります。

ドル円の1時間足を見てみましょう。

Aが、3週間前の月曜日オープンです。
月火と上昇しましたが、水木から下落、金曜にAを下抜けていますから、週足で陰線確定しました。Bは、2週間前の月曜日オープン、Cのレベルが何度も反応しており、ネックラインになっていますから前週の始値(A)が意識されています。Aの時はラインを引いていても、日数が経過したらAなど忘れてしまいますから、週の「始値」「終値」は重要です。

Cの後、どのように推移していったか見てみます。

今度は、前週の高値(C)が意識されています。
Dで上抜けましたが、トリプルトップのようなチャートパターンになり、Eで下抜け、先週はFでレジスタンスとなりました。明らかにネックラインですから、1/18の週間高値が意識されています。今日は週初めですから、5日間かけてどのように週足ができるのかを考えましょう。答えはでませんが、1日ごとに大局を考える癖がつきます。

週足の始値はとても大切です。特に、先週の終値と今週の始値にギャップができると、窓開けになります。窓あけの「空間」は帯状のネックラインになりますから、サポートやレジスタンスになります。

月曜日から金曜日まで、5日間は、人の活動においていいサイクルです。学校も仕事も、5日間サイクルですよね。相場もおなじで、5日間は心地よいサイクルです。5日間がおわり、新たに今週5日間が始まる。5日分の値動きをローソク足一本で表せます。たかが一本ですが、とても大切です。週の後半にさしかかったとき、月曜日のオープン価格を忘れないようにしましょう。これをやるだけでも、1週間ごと、メリハリのあるチャート分析ができるのでおすすめです。