チャート分析 PR

逆張りはトレンドラインが引けてから

ドル円が下落しています。

下落すると、今度は上げるのではないかと逆張りのロングを考える方もいるでしょう。トレードにおける戦略は、「順張り」と「逆張り」です。

「トレード脳」という言い方が正しいか分かりませんが、人は、順張り思考になりやすい方、逆張り思考になりやすい方がいます。私は、以前は逆張り思考でした。順張り、つまり、トレンドフォローが苦手で、いつもどこで逆張りするかばかり考えていました。今は、デイトレードは順張りがメイン、スキャルピングは順張りと逆張りをバランスよく考えるようにしています。そして、実践できています(利益を上げるのは、次の段階です。まずは戦略を練ることができるステージにあるということです)。

逆張り思考が強いと、直近のドル円のように下落したとき、ロングばかり考えてしまいます。しかし、反発しないと連敗します。スキャルピングは数pipsで決済するので、たくさんやりますが、デイトレードのように数十分~数時間ホールドするときは、「トレンドラインが引けるまで逆張りしない」とするのがおススメです。

ドル円の15分足を見てください。

昨日、おとといと下落しましたが、デイトレードで逆張りばかり考えていると、勝てそうもありません。そんなときは、トレンドラインが引けるまで待ちます。今朝起きたら、ようやく引けました。上記チャートは、チャネルラインですが、トレンドラインと同じことです。

トレンドラインを上抜けたら、すぐにロングするのではなく、やっとロングを考える段階に入った、というだけです。トレンドラインが引ける前にロングすると、チャートパターンが形成されていない初期の段階です。トレンドが初期の段階で、逆張りを狙うのは難しいでしょう。たとえば、106.00円とか、105.50円などのストップロスがある水平ラインの価格帯でロングするのはOKだと思います(逆行したらすぐ損切りはすべきですが)。

やはり、斜めのラインが引けるようにまるまで待つのが、逆張りでは重要です。下降トレンドの第一波になるのか、単なるレンジ幅の下限に近付いただけなか分からない段階で逆張りをするのは、リスキーです。トレンドラインが引けるまで待つと、底をつかむことはできませんが、トレンドに逆らう逆張りで連敗することがなくなります。

逆張りで負けが多い方は、斜めのトレンドラインが引けるまで待ってみてください。