チャート分析 PR

(続)エントリーNG箇所

昨日のポンド円の続きを見ていきます。
エントリーしない箇所の説明をしましたが、昨日ブログ書いた後も、同じようなチャートがでたのでチェックしておきます。まず、1時間足を見てください。

昨日は、東京の仲値(9時55分)の後、高値更新して上昇しました。Bで反落しましたが、反落するかどうかはわかりません。結果的には、「急落」となりましたが、トレード中にロングで失敗しなければ問題ないと思います。Bでショートして根こそぎ稼ぐのは、難易度が高いです。負けなければOKと考えます。

ここは、「ロングしてはいけないポイント」です。
そして、チャートをしっかり見ていれば、「ロングしてはいけない」と分かります。上記の1時間足では、Bができたときにアウトラインが引けますので、ダブルトップを疑うべきでしょう。しかし、これだけではダブルトップになる根拠が少ないですね。そこで、下位足の5分足を見てみます。実際トレードしているとき、どんな値動きをしたのでしょうか。

トリプルトップですね。
ネックラインも水平にきれいに引けます。ですから、ネックラインを下抜けたときに、1時間足でダブルトップになる可能性が高くなったと判断できます。少なくとも、ロングは危険です。エントリーNGの箇所と言えるでしょう。ではショートすべきかというと、個人的には根拠が薄いです。もちろんショートして急落を取れたトレーダーも多いと思います。私の場合は、ここは「トレンドフォローにならない」ため、勝ちパターンではないです(スキャルならショート回転してOKです)。

「ロング禁止=ショートOK」ではなく「ロング禁止≠ショートOK」ということです。 ※≠はノットイコールです

昨日の急落は、ポンドドルでも見られます。
1時間足を見てください。

ポンドドルは、一か月ほどじりじり上昇しています。
しかし、高値更新しても反転して大きく下げる流れがあります。上昇トレンドなら押し目をつけて高値ブレイクのイメージができますが、現在はもみ合いであることが日足を見るとわかります。

相場は、よほど強いトレンドでない限り、直近の高値や安値を更新しても反転します。どんな反転の仕方なのか、何日おきに反転するかなど、レンジの特徴は毎回異なります。こういうのは、テクニカル分析というよりも、「気付けるかどうか」という着眼点です。

レンジ相場が続くなら、レンジの波をよく見るようにしたいです。

いつも、個人的なチャート分析を書いていますが、極論を言うとトレードは、どんなテクニカル分析でも「損益率が良ければ問題なし」です。どんな分析であろうが、ありえない手法だろうが、損益率が悪ければ負けるし、損益率が良ければ勝てると考えています。手法とは、ちょっとだけ勝率を上げ、損益率を相当良くして負けないポイントでエントリーしない決めごとです。不確実性の世界ですから、勝てるルール(正確には、絶対に利益確定できるポイント)など作れないのです。