チャート分析 PR

ラインが交差する箇所が重要

ドル円は、チャートの形が上値が重い印象です。
4時間足で見てみましょう。

フィボナッチチャネルが引けます。200EMAに沿っていることと、今日の9時過ぎに、チャネル下限で急反発したのを見ると、機能していることがわかります。ドル円は今年の1月から上昇トレンドが継続していますが、深押しがくるでしょうか(4月にも押し目はありました)。その基準は、チャネルラインの下限で見ています。

4時間足レベルだと、これまでは下降トレンドラインが引けませんでした。しかし、今週の下げにより、ショルダーラインが引けるようになりました。ヘッドがあり、ヘッド&ショルダーズに見えるのでショルダーラインとしました。下記です。

ショルダーライン、ネックライン、トレンドラインは、どれも名称が違うだけでチャート分析では目的はひとつです。「機能するかどうか」が全てであり、名称はあまり気にしていません。

このショルダーラインは、Aがポイントになるでしょうか。
なぜかというと、上昇トレンドライン(フィボナッチチャネルの真ん中のライン)と、ショルダーラインが交差するポイントだからです。下降トレンドラインと上昇トレンドラインが交わる重要な「交差点」のような箇所で、ここで下にいったので、相場の方向性が「下」になったとみています。

Aをさらに細かく5分足で見ると、次の箇所です。

Aは、おとといの東京時間です。仲値(9:55)で急落し、ネックラインを下抜けました。5分足だけ見てても情報をえることはできませんが、上位足である4時間足をきちんとチャート分析していれば、Aの反落は意味あるものと認識できるようになります。

横と斜めにラインを引き、日々追いかけていくしかありません。
そうすれば、トレードポイントがわかってきます。最初から「ココは絶対に下げる」など確信はできません。「もしかしてココから上げる?」「ココから下がるんじゃないの」という疑惑が持てればOKです。そこでトレードしてみて、後でどうなったかを復習すればいいのです。

相場には、メリハリがあります。
急にティックが早くなったり、反発、反落があります。アジア、ロンドン、ニューヨークの午前中は、比較的それが顕著です。16時からのロンドン、そしてニューヨークの値動きをチェックしましょう。