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消滅したストップロスは残しておく

ストップロスは、毎日チェックしているでしょうか? ストップロスは、売買が急増する価格帯で、機関投資家の注文状況が分かるので、活用した方が良いです。株式市場でも、機関投資家の手口が公開されていると思います。FXは、事前にピッタリの価格が公開されているので、とても便利です。

ストップの情報自体どこまで正確かは分からないのですが、いったん消滅したストップロスは、あとで機能することがよくあります。

ポンドドルの15分足を見てください。

1.2650は、15日にあったストップロスです。Aが際立った高値なので、レジスタンスとしてストップになるのも納得できます。そして、昨日の午前中にストップを上抜けし、ストップは消滅しました。ただ、上抜けしたあともニューヨーク時間まで、何度も反転と小さなブレイクを繰り返し、1.2650が機能していることが分かります。

さかのぼって見るため、上位足の日足を見てみましょう。

実は、1.2650は1年以上前から意識されているネックラインです。

もし、ロンドン時間からトレードを開始した場合、1.2650はストップ情報にのらないので、この価格がネックラインになることは分かりません。しかし、毎日ストップ情報をチェックしていれば、何回もでてくるラインなので、ある日ストップが消滅しても重要なラインだと気付くはずです。

別の通貨ペアを見てみましょう。
オージードルの日足です。

0.6930が昨日まであったストップロスです。もし、このストップ情報を知らなければ、ABCのうち、どこがネックラインになるのか迷いそうなポイントです。どれが正解というのは無いのですが、迷ったときは、ストップロスの価格をネックラインにするのもOKです。ストップロスは、目先のレジスタンスラインかサポートラインになりますので。

ただ、毎日ストップロス情報をチェックしていないと、0.6930が数日前まであったことすら分かりません。ここで情報の差が出てしまうので、やはり毎日チェックすることが大事です。

15分足を見てみます。

Aは、昨日の7:00~24:00ですが、ずっと0.6930が意識されていた値動きです。このネックラインは、知っているかどうかだけなので、チャート分析のレベルとか経験値とか関係ありません。前日からストップ情報を知っているかどうかだけです。

ストップが消滅しても、重要そうなら残しておくのが良いですね。私は、今は消滅しているけど、以前にあったストップロスのラインは、色分けしています。

ストップを調べるのは、ちょっと面倒なときもありますが、毎日チェックしてラインを引いた方が良いです。無料なのに使える情報なので、お得だと思います。