チャート分析 PR

ラインチャート

昨日のニューヨーク時間は、前半に円買いがでました。豪ドルは1日中弱かったですね。上昇トレンドのユーロ円も下落し、いったん調整が入った形になりました。では、大きな下げがあった時、どう見ればいいでしょうか。

ラインチャートで見てみましょう。
MT4だと、チャート上部にラインチャートにするボタンがあるので、使ってみてください(下図参照)。

次は、ユーロ円の30分足です。

昨日は、Aです。
ガクッと安値を更新しました。しかし、ABCDにあるように、上昇トレンドは高値を更新すると、その後は調整が入って安値を切り下げます。急落するので、上昇トレンドが終わったと感じるかもしれません。しかし、安値をどこまで切り下げているかが重要です。昨日のEは、前回Dの安値を切り下げていないので、上昇が否定されたわけではありません。ダウ理論にあるように、上昇トレンドは上げが否定されるまで継続するものです。

上昇トレンドは終わっていませんが、高値も切り下げたので、今日から小休止に入ります。そうすると、次はどのような展開になるか、イメージできます。ヘッドアンドショルダーの右肩を形成するので、下げるとしたら次のような値動きです。

このとき、移動平均線もあわせてチェックするようにします。
上昇トレンド回帰するか、それとも大きな下げがくるかは分かりませんが、移動平均線を見ていれば、前兆はあります。ただし、前兆が分かるのは第二波以降です。昨日のような、大きな動きが下げを第一波だとすると、第一波は「いつ」「どれくらい」起こるのかイメージするのは不可能です。ですから、波が変わる時は、いかに勝つかというより、いかに負けないかが重要です。

波が変わるときの第一波で大損すると、その後は委縮してトレードできなくなります。取り返そうとして過剰なトレードになる場合もありますが。利益を上げるのは、(このあと上下どちらに動くか分かりませんが)第二波以降という考え方をしています。

流れが継続しているときは、その波に乗る。
流れが変わったときに、大損しないこと。

昨日、仮想通貨も急落しましたが、FXでもこういう場面で大損しないことが重要です。波が変わるときは突然です。普段から意識しておきましょう。ローソク足だけでなく、ラインチャートで縮尺を変更するなどして、視点をちょっと変えると見るのもおすすめです。