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相場にはサイクルがある

テクニカル分析には、サイクル理論というものがあります。サイクルは「周期」のことで、一定期間にトレンドやレンジが繰り返されることです。今のトレンドがいつまで続くのか、相場の波がいつから変化しそうか、予測するものです。一定期間といっても、相場によって長さは違いますので、自分で測る必要があります。

たとえば、現在のドル円を4時間足で見てみましょう。

チャートの左端が1月下旬なので、2か月半の相場です。
サイクルに分けると、2週間おきに相場の波が変化していることが分かります。最初は上昇トレンドが発生していますが、上げ続けているわけではありません。2週間ごとに押し目をつけ、「第一波→第二波→第三波」と分かれており、結果的に上昇トレンドになっています。波が2週間ごとに分かれていますね。トレンドの後は、2週間もみ合いをして、また2週間トレンド回帰、という流れです。

そして、現在は2週間の調整が終わりを迎えています。あくまでもこのサイクル分析に限った話なのですが。調整が実際に終わるかどうかは分かりません。ただ、「次の新しい流れが来るかもしれない」と準備はできます。直近の2週間で、上目線のトレーダーは、早く押し目をつけて上がって欲しいかもしれません。しかし、次の波がくるまでには時間が必要です。そこで、「今の波の周期はどれくらいか」をサイクル分析で調べれば、待てるのではないでしょうか。

2週間ピッタリで次の波がくるとは思えませんが、トレンドとレンジの「相場のサイクル」を頭に入れておくことは大事です。今年に入ってから2週間がサイクルですから、これを知っているだけで、大局がつかめるので準備ができます。他の通貨ペアでも、4時間足などの比較的長い時間軸で分析すると、何か発見があると思います。相場には一定のサイクルがある、という規則性を認識しておくと、役に立ちます(基本的なやり方は、明日書きます。)