チャート分析 PR

アジア→欧州→NYの流れ

ドル円は、北朝鮮リスクが後退したことでショートカバーが入っていますね。月曜と火曜は同じ波で上昇、今日で3日目です。チャートは15分足です。

アジアの仲値付近(9:55前後)で高値をつけてネックラインつくってから小休止、欧州に入って15時台でネックラインをブレイクしてトレンドが出ています。2日間全く同じ波です。ただ、今日は8時が最高値、仲値直前が最安値なのでこの2日間のアジアタイムとは逆の流れです。どちらにしても、高値圏でネックラインつくっているので、欧州→ニューヨークと見ていきます。

ショートカバーと言っても、1分足レベルで急騰するわけではなく、適度に反転しているので通常通り逆張りも行なっています。スリッページなら、エンベロープのゾーン①に到達すればエントリーするイメージです。発言系や材料が出ない限り、突発的な動きはないでしょう。それまで、数pipsを抜き続けるチャンスです。こういう流れの時は、大きく勝とうとせずに微益をコツコツ取るイメージを持っています。先週までの下げ相場が勝負する相場だったので、相場が変わればトレードのイメージも同じように変えていきます。

相場の変化をすぐに気づくのは無理なので、1日~2日で気付くといいですね。早い人はすぐに気づくのでしょうが、私はテクニカル的な根拠が無いと自信が持てないので、上記チャートのような事実が確定するまで戦略は立てられません。分からないときは、あまり攻めない、これで充分だと思います。負けなければ良いのです。

デイトレードの場合、ショートカバーが入っているこのような時に、そろそろ落ちるだろうと逆張りのショートをすると、踏みあげられます。数十本~数百本あるローソク足の中、反転する1本のローソク足を「そろそろ」という感覚で見つけるのは不可能に近いです。基本は、15分足でパーフェクトオーダーなら逆張りはしないことです。反転を狙うなら、逆指値をおくことで、それを決めるためにはチャートの流れを理解することです。相場観ではなく、テクニカル的な根拠でトレードするという事になります。

ドル円だと、アジアに仲値があるのでネックラインになりやすく、アジア→欧州→ニューヨークと3市場に分けると見やすいのではないでしょうか。ドル円の見方の基本です。