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ポンド円|テクニカルが機能する相場

今週はポンド円が月曜日からチャートがきれいな形で、機能するラインが引けていました。ラインが引けると、その後もテクニカルが意識されるのが相場の型です。一度テクニカルが機能すると、その流れが変わるまでテクニカルが機能する、ということです。

ダブルボトムは、2つ目のボトムは同じ市場ではつけず、次の市場まで待つ点についてもお伝えしました。

ポンド円の15分足を見てみましょう。

ダブルボトムは、ネックラインを上抜けるまで、分かりません。昨日は、ネックラインを上抜けたので、ダブルボトムが完成しました。ボトムは3つあるので、トリプルボトムかヘッド&ショルダーズボトムになるのでしょう。

5分足で見てください。

一つ目のボトムはアジアタイムで、ヨーロッパとニューヨークでそれぞれボトムとなりました。アジアタイムのときは、ボトムだと分かりません。ニューヨークになってようやく分かります。ただ、前の市場(ヨーロッパ)とその前の市場(アジア)で安値つけているので、もしかしたらネックライン上抜けるかも、というイメージはできますね。

また、Aを上抜けしたとき、ようやく第一波の戻りだと分かりますね。15分足で下降トレンド、5分足でダブルボトム(今回はトリプルボトム)を確認できました。では、上位足の環境はどうでしょうか。

4時間足を見てみましょう。

4時間足だと、下降トレンドではありません。上昇トレンドから急落した形です。上昇トレンドでパーフェクトオーダーから、いきなり200EMAをまたいで下降トレンドになることは珍しいです。下降トレンドになるなら、一度戻しを付けてから(=しばらくもみ合いになってから)下降トレンドになるのが普通です。今は、その渦中でしょう。

ちなみに、2月から始まったコロナショック時の下げ方を、4時間足で見てください。

Aが2/28です。

ここから下降トレンドが発生しましたが、それまではもみ合い(レンジ)でした。レンジから下にブレイクして下降トレンドが出る、という普通の流れでした。上昇トレンドから下降トレンドに、いきなり移行したわけではありません。トレンド転換するには、間にレンジ相場が必要です。

このように、相場にはある程度の型があるので、通常パターンをしっかり覚えておくようにしましょう。そうすれば、通常から逸脱したときにも、対応できるようになります。まず、今回のような基本はおさえておきましょう。