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天底は次の市場まで待つ

ポンドが、引き続き下落しています。

下落しているとき、ショートで順張りできれば何も問題ありません。そろそろ反発するだろうと、ロングしたときに連敗するのはつらいですね。天底をつかむのは、長くホールドしようとすると難しいです。

ポンド円の5分足を見てみましょう。

今朝がた、ちょっとした急落がありました。これで、昨日の17時台から240pipsも下落しています。下落途中で、反発するのではないかと、ロングを考える場合もあるでしょう。数分で利益確定するなら問題ありませんが、次の市場まで、数時間ホールドするつもりなら、ダブルボトムを待つべきです。

5分足だと、ネックラインが引けるのでダブルボトムっぽいですが、これではダブルボトムの時間軸が短すぎます。15分足を見てみます。

ネックラインの箇所は、5分足ではダブルボトムに見えますが、15分足ではダブルボトムが出ていません。そのため、落ちているナイフをつかむようなもので、危険ですね。

もちろん、すぐに損切りすればOKですし、スキャルピングで数分単位のトレードなら問題ありません。数時間ホールドする場合は、危ないということです。基本的に、ダブルボトムは、安値が2回以上あります。2回目の安値は、次の市場まで待った方がいいです。

どこで2回目の安値をつけるかは、まだ分からないですね。今日のアジアタイムかもしれませんし、ニューヨークタイムかもしれません。ダブルボトムは、ネックラインに引き方により、どこでもダブルボトムにみることができます。先入観でそろそろ反発すると思っていると、(不思議なことに)ダブルボトムに見えてきてしまうので、注意が必要です。

なお、上記15分足チャートでは、現在①のラインで進んでいます。軽い反発があっても、②や③の角度のラインがレジスタンスになるので、ダブルボトムがでたら急騰ということにはなりません(何か材料がでれば急騰しますが、テクニカル的に、という意味です)。

パーフェクトオーダーが出た時は、25EMAに沿ったトレンドラインで進み(①のライン)、次は75EMA(②)、最後に200EMAに沿ったライン(③)で進みます。ラインを引いて待っておくのがおすすめです。