2023年がスタートしてから、どの通貨ペアもレンジ内です。
しかも、ドル円を筆頭にレンジの値幅が広いので、トレードが難しく感じます。これは私だけかもしれませんが。単純に2022年の相場と比較はできませんが、去年とは違う環境であることは確かです。レンジ幅が広いので、短期トレンドが出ると数日間は続くことになります。ただしレンジ内なので、強いトレンドでもなく気付いたら反転しているという印象です。
その日の流れを見て、数時間でどちらに振れやすいかをイメージしてポジションを取りたいと思っています。やはり短期トレードです。私がスイングトレードを苦手としているのは、経済指標をまたぐ必要があるからです。昨日は、経済指標をまたいで痛いとトレードをしました。これは仕方ありませんが。
さて、ポンドドルが1.2450を上抜けないですね。
ドルに対して強い通貨はありません。豪ドル、ユーロ、ポンドを長期で見ても、リーマンショック以降は対ドルで弱いです(円は他のドルストレートと値動きが違うので除きます)。特に、ポンドが一番弱いでしょうか。リーマンショック以降、明確な上昇トレンドという局面が、一度もないのです。週足を見てください。
リーマンショック、ブレグジット、去年の急落と、安値を更新した時期が3回ありました。現在、1.2450がレジスタンスになっていますから、まずはココを上抜けないと移動平均線までタッチできません。いつか上昇トレンドになる時期があるのでしょうが、それがいつかです。
去年はロシアの侵攻から9/26まで下げ一辺倒でした。現在は、下降トレンドの最中の戻りの局面です。押し目や戻りは、どこまで、そしていつまであるのかわかりません。方向性もすぐに変わります。トレードでは難しい場面です。
上位足と同じ方向へトレンドフォローするのがマルチタイムフレームです。
連敗するときは、この概念をしっかり思い出し、上位足の流れを意識したいと思います。そもそも上位足がもみ合い局面なら、下位足だとトレンドフォローにはなりません。短期トレードをやるのと、短期間の時間軸しか見ないのは意味が違います。短期トレードとはいえ、長い時間軸を見ることが重要なのでしょう。
どの通貨ペアでも、どんな手法でも、戦略を立て直すときは必ず長期の上位足を見るようにしています。上記のように、週足チャートを見ると、どれだけ狭い視点でトレードしていたかがわかります。週足のローソク足の、ほんの一部分で右往左往していることがわかるだけでも、広い視野でトレードできるようになります。