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雇用統計後のネックライン

雇用統計後の翌日のドル円は、上昇となりました。高値と安値の値幅が120pipsと、1日の値幅の大きさは3月以来となりました。

分かりやすい強烈なトレンドは出ませんでしたが、先月と同じように、指標をきっかけに「ネックライン」が形成されたとき、そのネックラインを認識しておくことが大事です。

ドル円の4時間足を見てください。

4月の雇用統計は、108.50円というネックラインができました。今月は、今のところ先月と同じような値動きでしょうか。指標直後は上昇していますので、106.50円がネックラインです。過去に何度か書きましたが、ドル円は、FOMCと雇用統計後に形成されるネックラインがとても重要になります。今だと、上側が108.50円、下側が106.50円です。その差は200pipsです。

来月の雇用統計まで、この200pipsの値幅内で、スキャルピングやデイトレードをすることになります。大枠を理解し、その上で1分足や15分足などの細かいテクニカル分析をするようにしましょう。

昨日は、ニューヨーク時間の後半までドル円は上昇していました。通常なら、アジア・ロンドン時間が上昇なら、ニューヨークは調整の下落が多いです。しかし、ニューヨーククローズまで上昇だったので、ニューヨーク時間(日本の夜間)の動きが大事になってきます。大枠を見て、徐々に時間軸を短くし細かく分析していく、マルチタイムフレームの考えを忘れないようにしたいです。