チャート分析 PR

2回の長い陰線は雇用統計

雇用統計を前に、ドル円が上げています。
一時的にショート目線になったとしても、下記のような流れができているので、やはり逆張りでホールドを続けるのは期待値が低そうです。

ダウ理論やグランビルの法則にあるように、上昇トレンドは高値と安値を切り下げるまで続きます。今のところ、明確に否定されていません。1時間のラインチャートで、安値をチェックしてみます。

切り上げ方を見ると、50pips~70pipsの切り上げをしています。こういう基本的なチェックをするだけで、流れが分かります。現在は111.50円を超えたところにいます。前回の安値(おととい)が、110.40円付近ですから、この先の安値の目途は111.00円になるでしょう。実際にそうなるかは別として、トレードするためには、自分なりに下側の基準を決めておかなければなりません。それが、トレード根拠につながります。

上昇トレンドが否定されるのは、下記(4時間足)ABのような長い陰線が出現し、安値を切り下げる必要があります。ABは、直近2ヶ月で、一番長い陰線でしょうか。

このAB、実は、5月と6月の雇用統計です。

直近2回は、雇用統計をきっかけにパーフェクトオーダーが解消され、かなり深押ししています。こう見ると、指標結果がどうであれ、売りが入るのは必然だった印象を受けます。指標の予想と結果の乖離だけで値動きが決まるはずがないので、なぜ指標で下落したのか、答えが分かるはずありません。直近2回は、このような動きをしているというだけです。

過去のチャートには事実が全て織り込まれていますが、未来は全く未知数です。ですから、過去チャートから、ポジションを取るための情報読み取るしかないです。どちらに動くかを予想するのではなく、動いた後に判断するしかありません。おそらく、指標などのファンダメンタル分析よりもポジションを取るのは遅くなるのでしょうが、しっかりチャート分析していれば問題ないでしょう。