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3本戻り|ポンド円の下げ方

今週のイベントは、明日のFOMCです。今回は据え置きで、次回7/30に利下げを行なう、マーケットはこれが100%近い織り込みでしょう。0.25%か0.5%下げるか、これが焦点になりそうです。

ただ、ポンドの下げが止まらないですね。
先週書いていたストップロスを次々と下抜け、暴落とはなりませんが、じりじりと段階をふんで下げています。オーストラリアも、さきほどの10:30の議事録で追加利下げの思惑が広がっています。ポンドが下げて、豪ドルが下げるなど、通貨間の連鎖があるようです。マーケット全体が弱気になると、クロス円が値幅出して下げてきます。

気になっていることは、今週はポンド円の下げ方が綺麗なことです。
上ヒゲや下ヒゲを出し、上下に振ってから下げるのはなく、じりじりと戻りをつけたら綺麗に下げ始めます。

1分足でも見て取れます。
今日アジアタイムの1分足チャートです。

下げで陰線が出たら、陽線が数本でて戻りを付ける。これを3回繰り返しています(チャートの四角部分)。まさに、短期トレンドの典型になります。他のクロス円よりも、ポンド円が一番きれいにN波動が出ています。

アジアタイムは、これがトレンドになるのでしょう。そうすると、ロンドン→ニューヨークと同じようなトレンドが出るのか、そうでないのか、着眼点を見つけることができます。アジアタイムにトレードできる方は少ないと思いますが、ニューヨークだけトレードするにしても、数分~数十分のスキャルピング~デイトレードのトレードができます。このような綺麗な形だと、損益変動が無いので、ポジションの方向が合っていれば、数分のトレードでも利が伸ばしやすいです。

また、押し戻しがはっきりしているので、短期的なネックラインが分かりやすいですね。下げ始めたポイントは、今度はレジスタンスラインになります。

ポンドはどこまで下げるのか分かりませんが、「トレンドは否定されるまで継続する」という学びになる相場であることは、頭に入れておきたいです。そろそろ止まるのでは・・・という先入観を持たないようにしたいです。