チャート分析 PR

スワップトレード

トルコリラが暴落しています。
この通貨は金利が17%と異常で、スワップポイントの高さから、トルコリラ/円は個人投資家に人気がある通貨ペアですね。1万通貨で、毎日100円ものスワップがつくのですから、買いたくなるのは分かります。1か月で3,000円です。

金利が異常なのは、過去と比較すれば分かります。

金利を高くしなければならない理由があるわけで、それはファンダメンタル的には下落要因になります。矛盾しているので、スワップの高さだけに目を奪われると、完全な逆張りになってしまいます。

また、1日100円のスワップポイントがつくといっても、pipsにしたらたったの1pips分です。1日で、たった1pips下落したらスワップはチャラになります。果たしてこれが、高スワップといえるかですね。通貨ペア自体が値上がりしなければ、儲かりません。

冷静に、テクニカルを見てみましょう。
トルコリラ円の日足です。

完全に下降トレンドです。
もし買うならば、Aという節目ができたあとでしょう。Aより前で買い目線になることはありません。Aでチャネルラインが明確になりましたので、Bで買うのは問題ないと思います。逆張りの中で、反発するポイントという意味合いです。決して、これからトルコリラ円が上昇トレンドに復活するテクニカルではありません。移動平均線のとおり、完全にパーフェクトオーダーです。

そもそも、スワップが無ければ、まず買いたいと思えないチャートですよね。このような下降トレンドのときは、戻り売りです。チャートに引いたチャネルラインは、期間にすると10か月あります。この10か月で、トレンドフォローしていれば、10か月間にわたって利食いできるトレードは断然に多いはずです。

スワップがあると、それだけでバイアスがかかってチャート見てしまいますね。スワップで大損するのは、もったいない負け方です。もしやるならば、気を付けてください。これが上昇トレンドだと、スワップも値上がり益でも儲かるので、うまみを覚えてしまい、今みたいな下降トレンドのときに同じことをやって大損します。今下降トレンドで、スワップだけに魅了されるのは危険だと勉強できれば、それはラッキーだと思います。