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ドル円チャネルライン分析

前回はポンド円チャートのチャネルラインを見ましたが、ドル円もチャネルラインの上段に入ってきています。1時間足です。4/24から上昇トレンドです。

どこまで続くかはこれだけでは分からないのですが、過去の上昇トレンドと比較することで、今の波が分かる事があります。下記チャートは、アメリカ大統領選で爆上げした時の1時間足です。

11/9に大統領選があり、ここからわずか1ヶ月で1,700pipsも上昇しましたね。今と同じで、113.00円をはさんで上昇していました。青のチャネルラインは、この時の上昇の波です。そして、この青いチャネルラインをそのまま今の1時間足に移動すると、次のようになります。

チャネルラインの値幅が太く見えますが、これはチャートの縮尺の関係です。大統領選は1,700pipsも上昇したので、大統領選の時のチャートだとチャネルラインが細く見えるだけです。どちらのチャネルラインも、角度も値幅も全く同じものです。今の上昇の波は、大統領選の時のトレンドラインの角度が全く同じ事が分かります。角度が同じですので、上昇のスピードが同じですね。また、値幅はパッと見て約半分でしょうか。

これだけでトレードポイントが分かる訳ではありませんが、チャートは過去と似たようなパターンがほとんどです。正しい見方ができるようになれば、これからずっとトレードで勝てるスキルかも、と思う事がよくあります。これがテクニカル分析の良さでしょうか。はなはだしい勘違いはいけませんが。実際には相場は毎日変わっていますし、自身のメンタルが大きく影響し、冷静に淡々とトレードする事が前提になります。

理論的に、という意味合いです。職人と同じで、一度技を身に付ければそれが、ある日突然、昨日までできた事ができなくなった、という事は無いですね。昨日までラインが引けたのに、明日から引けなくなる事はないでしょう。昨日もお伝えしましたが、相場観(勘?)でトレードする癖を付けると、ある日突然勝てなくなるでしょう。