チャート分析 PR

ドル円|雇用統計を前に

この後は、22:30から雇用統計です。先日のADPの数字が良かったことと、マーケットの焦点が一週間後の日米首脳会談にあるようなので、今日の数字でトレンドが出る可能性は少そうな状況です。悪い数字がでることはない、という前提ですが。

テクニカル的にも、4時間足を見ると、上下にストップロスがあり、200EMAの角度のとおり緩やかな下降トレンドの戻りの最中といえます。

112.00円は固かったですね。買い圧力が強くて絶対に割らせないという雰囲気がありました。上にもレジスタンスラインが何本もありますので、上昇トレンドになるのは、雇用統計だけでは何ともならないでしょう。個人的な戦略としては、112.00円~114.00円のストップロスの間で上下動してくれればうれしいですが、問題はボラティリティです。

最近は、値幅が出てもボラティリティが高くならないのか、高止まり・安止まりしたままです。ボラティリティが低いと、スキャルピングでもホールド時間が数分といったように長くなり、プラスにもマイナスにも進みにくいので、プレッシャーがかかります。ボラティリティが高くならないということは、ヘッジファンドでも手が出ないということでしょうか。

それほど、トランプ政権に対する警戒感の強さと、為替の方向性がファンダ的に全く読めないということを感じます。さて、今日はボラティリティと、112.00円~114.00円のどちらにストップをひっかけるか、といったところを意識しています。