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戻りのつけ方と下げ始め

昨日はECBで、夏まで利上げしない、来年の夏以降に利上げする、という予想通りの展開でした。ユーロは、政策金利以外にイタリア財政が懸念材料になっており、ファンダでトレードするなら「ユーロドルショート」が分かりやすいコメントを見かけます。

確かに、テクニカルでユーロドルをショートするのは、私は難しいです。テクニカル分析でショートしているなら、上手だと思います。

15分足を見てください。

7日分です。下げているのは分かりますが、どこでショートしていいか判断するのはテクニカルでは難易度が高いです。私は、今週は一度もエントリーしていません。というより、できない、という感じです。現状は、昨日ドラギ総裁会見後の下げ方がポイントでしょうか。Aのネックラインです。Bのようなカウンターチャネルラインで待ち姿勢です。

ただ、ユーロドルの戻り方は、一筋縄ではありません。CDEが戻りですが、形が綺麗ではないですね。ですので、Bのカウンターチャネルラインもあまり期待していません。

では、ポンドドルの15分足を見てください。ユーロドルと同じく、7日分です。

チャネルラインが、きれいに引けます。最初からこのチャネルラインではなく、安値を更新したら、何度か角度は調整しています。ただ、1本のチャネルは引けます。ユーロドルより、全然分かりやすいと思います。基本はロンドンタイムに下げる、ロンドンで上げれば戻りの想定ができます(ニューヨークで下げる)。チャネルラインが引ければ、あとはネックラインですね。

ラインが引けたら、次には移動平均線ですね。
戻りをつけて、パーフェクトオーダーになり始めたらチャンスです。

ABCDがパーフェクトオーダーです。
下げ始める時、どんな下げ方をしているのか、Dのポイントを1分足で見てみましょう。昨日の22:30付近です。

Aのポイントが、15分足のDです。下降トレンド出始めています。「値が走り始めるとき」ですね。スキャルピングするにしても、上位足までしっかり分析していれば、逆張りはスルーすべきだと想定できます。逆に、デイトレードでショートするポイントですね。

逆張りスキャルピングだとロング、デイトレードだとショートですから、真逆のポジションを取るわけです。勘や相場観だけで、トレードするのは無理ですよね。とにかくテクニカル的に判断することでしょうか。スキャルピングもデイトレードも、どちらかができれば、もう片方も応用すればできます。全く別々のものではなく、共通した部分はあると思います。