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CPIとPPIの違い(チャート)

昨日も米指標PPIで、ドル売りとなりました。
急落しましたが、先週のCPIとは違う値動きだったので比較してみましょう。個人的にのトレードでは、スキャルピングで昨日のPPIでは負け、先週のCPIでは勝ったのですがその理由はチャートを見るとわかります。

まず、昨日のドル円の1分足を見てください。

昨日のPPIは、数分間急落したものの、第一波で終わりました。戻りをつけるのは当然といえますが、そのまま全戻しとなりました。「第二波」が無かったのです。第二波がないと、チャートパターンができないため、非常にトレードしにくいです。値幅も取れませんし、上なのか下なのか判断できません。

では、先週のCPIを見てください。
11/11に書いた記事と同じチャートですが、比較のためもう一度載せます。

第二波があることがわかります。
AからBにかけて、昨日のPPIと同じような値動きです。しかし、先週はBから下げています。これが第二波ですから、下げるイメージができます。第二波があるかどうかが、大きな違いということです。わたしは、第二波以降で利益を上げることが多いので、昨日のように第二波がなく第一波で終わってしまうと、正直勝てません。どうトレードしていいかわからないです。

第一波で終わるのか、それとも第二波があるのか、よく観察するようにしています。今回は指標時の短期トレンドですが、15分足や1時間足の数時間~数日のトレンドにおいても、押し目や戻りの有無は、かなり意識して探しています。数時間~数日のトレンドでも、第一波でポジションを取るのは難しく、やはり第二波以降がチャンスです。

第一波で乗ろうとすると、昨日のPPIのようにトレンドが出なかったときに出鼻をくじかれることになります。動いたからすぐにポジション取るのではなく、それが本当にトレンドになるのかを確認した後でポジションを取る(つまり、第二波以降にポジションを取る)。

指標でどんなに乱高下しようとも、エントリーするポイントはしっかり考えておきましょう。指標発表から数分で100pips以上は簡単に動く時期です。ここで利益を上げるのは難しいでしょう。数十分して値動きを見てから、やっとエントリーし始める感じがいいのでしょう。スキャルピングで臨戦態勢だと、発表直後にどうしても手が出てしまうのですが、秒スキャはほどほどにしておきたいと思います。