現在のドル円を見てみます。4時間足です。
白い四角が2月前半の1,000pips暴落です。
AとBがその後のモミ幅でチャネルラインを形成しています。1,000pips暴落後の戻し幅ですが、Aまではフィボナッチで38.2%まで到達していないので、まだまだ下降トレンドです。200EMAの角度を見ても、ずっと右肩下がりのままですね。
AB間のモミ幅が1ヶ月以上続いているので、個人的には思ったより長い時間かかっている印象です。モミ幅といってもAB間で400pipsありますので、膠着ではないレンジです。1,000pips暴落は、その後にも大きな影響がある事が分かります。
過去の相場の影響を受けながら、新しいチャートを形成していますね。日足で見ても分かりやすいです。
四角の箇所が4時間足で見た場所です。3本のEMAがパーフェクトオーダーで、25EMAより上にいくことができないまま現在は下値推移中です。終値ベースで、25EMAにぴったり抑えられています。
12月にアメリカが利上げしたのが、矢印の箇所です。ここはレジスタンスラインになっていて、利上げした翌日に長い上ヒゲを作って天井となりました。利上げといえば、強烈なドル買いのはずですが、相場はファンダメンタルズを事前に織り込んでいたのでしょう。
「噂で買って、事実で売る」という格言が、まさに当てはまるチャートです。待ちに待った利上げの後、大暴落ですからね。相場の面白さが出てると思います。5分足、15分足などの短い時間足だと気付かないですが、長いローソク足で見えるものもありますね。